PuTTYのファイル転送機能には「PSCP」と「PSFTP」の2種類があります。
「PSCP(PuTTY Secure Copy)」は、SSH接続を使用してコンピュータ間でファイルを安全に転送するためのコマンドラインアプリケーションです。
→PuTTY →doc →Chapter 5: Using PSCP to transfer files securely
SSHで利用できるファイル転送プロトコルとして「SCP」と「SFTP」の2種類があります。
PSCPはこれらのプロトコルのいずれかを使用できます。
PSCPは、まず、「SFTP」プロトコルの使用を試みます。「SFTP」が利用できない場合にのみ「SCP」を使用します。
PSCPはパスワードの代わりに公開鍵を使用して認証できます。
PSCPは、デフォルト動作として、ファイルのみをコピーします。
コピー対象にディレクトリが含まれている場合は、対象ディレクトリはすべてスキップされ、対象ディレクトリ以下のファイルもスキップされます。
PSCPに「-rオプション」を指定すると、マシン間でディレクトリ構造全体を転送できます。
「-batchオプション」を使用すると、PSCPは接続の確立中に対話型プロンプトを表示しません。
この機能は、自動化スクリプトを実行する場合に役立ちます。
「サーバのホスト鍵が無効」などの問題が発生した場合は、バッチジョブは失敗状態となります。
「PSFTP(PuTTY SFTP)」は、SSH接続を使用してコンピュータ間でファイルを安全に転送する機能です。
→PuTTY →doc →Chapter 6: Using PSFTP to transfer files securely
PSCPは「SSH-1(SCP)」と「SSH-2(SFTP)」の両方を使用できますが、PSFTPは「SSH-2(SFTP)」のみを利用します。
PSFTPを使用すると、Windowsと同じようにインタラクティブなファイル転送セッションを実行できます。
「ディレクトリの内容を一覧表示」「ファイルシステム内ブラウズ」「複数のコマンド発行」「ログアウト」などを実行できます。
ローカルのWindowsコマンドも実行できます。
バッチファイル実行時にコマンドが正常に完了しなかった場合でも処理を続行させるオプションを利用できます。
PSFTPもパスワードの代わりに公開鍵を使用して認証できます。
「mgetコマンド」「mputコマンド」で、複数ファイルの同時操作を実行できます。
ファイル転送が途中で失敗した場合、失敗したところからファイル転送を再開できます。
UNIXの「chmodコマンド」と非常によく似た動作をする「chmodコマンド」で、サーバ上のファイルおよびディレクトリに対するファイルのアクセス許可を変更できます。
参考元サイト
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