「Mackerel」基本情報
概要
Mackerelとは、エージェント常駐型のSaaS型サーバ監視サービスです。「ロール」概念を用いて、ホストの運用/管理を容易に行えます。
基本データ
プラットフォーム | クラウドサービス |
クラウドサービス名 | Mackerel |
読み方 | マカレル |
略称 | --- |
基本説明
Mackerelを導入すると、サーバにログインせずにウェブ上からのサーバ監視が可能になります。API経由で複数ホストをリアルタイムで監視し、さまざまな側面からホスト/アプリケーションの状況を可視化できます。
「使いやすいUI」「効率的なAPI」「統合監視」などの特徴により、より自動化されたインフラ運用をサポートします。
経緯
Mackerelは「株式会社はてな」が提供するサービスです。
2014年にサービス提供が開始されました。
主な特徴
エージェントをインストールするだけの簡単導入監視
Mackerelは、監視対象となる(クラウド/オンプレミス)サーバに「mackerel-agent」をインストールするだけで導入完了となり、簡単にサーバ監視を始められます。
監視サーバの構築/運用は不要で、複数サーバの一元管理を行えます。
構成管理ツール「Itamae」などを利用すると、「Railsシステム」でも「Cakeシステム」でも、エージェント導入の自動化を行えます。
監視メトリクス(エージェントプラグイン)
「mackarel-agent」が監視可能なメトリクスは、次のような値です。
- loadavg
- cpu
- memory
- disk
- interface
- filesystem
その他のメトリクス監視が必要な場合は、豊富に用意されているプラグインを導入することで、「Apache」「nginx」などの監視も行えます。
「ロール」ベース管理
Mackerelでは、「ロール」ベースでの監視を行います。
「ロール」とは「監視単位」のことで、監視対象となるアプリ/DBなどをグループ化した単位での監視を行えます。
グラフ化機能(共有機能)
エージェントが取得したデータについて、グラフ表示による可視化が可能です。
また、作成したグラフをダッシュボードやサイトページに埋め込むことで、さまざまなページに配置し、情報共有を行えます。
アラートと通知
監視ルールを作成し、発生したアラートについて、さまざまなツールに通知を行えます。
監視ルールには「Warning」と「Critical」の2種類の閾値が設定でき、リソース状況があらかじめ設定された閾値を超えると、Mackerelがアラートを発生させます。
通知先として、ワークフローにあわせて、さまざまな通知先を選べます。「メール」「Slack」「ChatWork」「任意のURLへのWebhook」など柔軟な通知が可能です。
「AWS」インテグレーション
AWSの各種サービスに対する監視も可能です。サービス/ロール/ホストの概念を用いて、複雑なサービス環境も全体を俯瞰したシンプルな管理を行えます。
「Azure」インテグレーション
AWSと同様に、「Microsoft Azure」に対応した「Azureインテグレーション」の提供も開始されています。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
「Datadog」など
オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→mackerel(エンジニアをワクワクさせる直感的サーバー監視サービス)
料金情報
→mackerel →料金
導入事例
→mackerel →導入事例
参考元サイト
- Mackerel
- Mackerel →特長と機能(Mackerelが選ばれる理由)
- Hatena Keyword →Mackerel
- Qiita →【誰でもできるサーバー監視】Mackerelをitamaeでさくっと導入して快適になりたい
- Qiita →Mackerel(マカレル)を使って自分のMacを監視して、アラートが発生したらslackに通知させてみる
- Hatena →プレスリリース →はてなのサーバー監視サービス「Mackerel」がマイクロソフトのクラウドと連携。「Microsoft Azure」に対応した新機能「Azureインテグレーション」の提供を開始
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。