「Vue.js」基本情報
■概要
Vue.js(ビュージェイエス)とは、シンプルで拡張性に優れているJavaScriptフレームワークです。学習コストが低いため導入しやすいメリットがあります。
■基本説明
Vue.jsは、ユーザーインターフェースを構築するためのJavaScriptプログレッシブフレームワークです。
シンプルであるため機能は少なめですが、簡単にフレームワークの恩恵を受けることができます。拡張することで高機能なシングルページアプリケーションも構築できます。
Vue.jsの特徴として「リアクティブなデータバインディング」「再利用性の高いコンポーネント」「仮想DOMによる高速レンダリング」「シンプルAPI」などがあります。
■経緯
・2014年 初版リリース
主な特徴
■プログレッシブフレームワーク
Vue.jsは全体的に非常にシンプルに設計されています。
アプリケーションは、多くの場合、リリース後にも開発が続けられます。新機能追加/仕様変更などを繰り返すアプリケーション成長段階において、採用したフレームワークが要件に合わなくなってくるケースはよくあります。
Vue.jsは、プログレッシブフレームワークとして、「アプリケーションの成長に適切かつ柔軟に対応できるフレームワーク」を目指して開発されています。
大規模フレームワーク「AngularJS」の場合
主要な大規模JavaScriptフレームワークとして「AngularJS」があります。
→OSSxCloudNews →オープンソースのフレームワーク/AngularJSとは
フルスタックフレームワークであるAngularJSは高生産性/高機能ですが、AngularJS独自のルールに則ってWebアプリケーションを構築するため、途中で他のフレームワークに切り替えできないデメリットになります。
「Vue.js」の拡張型開発
Vue.jsは、ライブラリとフルスタックフレームワークの間で徐々に拡張できるフレームワークです。AngularJSのように一枚板(モノリシック)なフレームワークとは異なり、Vue.jsは少しずつ適用していけるように設計されています。
中核となるライブラリは view層だけに焦点を当てているため、他ライブラリや既存プロジェクトとの統合を容易に行なえます。
他ライブラリとの組み合わせを自由に選ぶことができるため、足りない機能は他ライブラリを導入して、高機能なアプリケーションに成長させていくことが可能です。
■低い学習コスト
Vue.jsは、構造がシンプルで学習コストが低いため、「HTML」「CSS」「JavaScript」の基礎を学習すれば使い始めることができます。
詳しく解説されたドキュメントも充実しています。
オフィシャル日本語ドキュメント
補足情報
■同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Knockout.js」など。
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→Vue.js(The Progressive JavaScript Framework)
ライセンス情報
Vue.jsのライセンスは「MITライセンス」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→Vue.js →Vue.js の開発を支援する
ダウンロード
参考元サイト
- Vue.js
- 侍エンジニア塾 →Vue.jsとは?人気急上昇のJavaScriptフレームワークを解説
- CodeGrid →これから始めるVue.js 2.0 →第1回 Vue.jsとは
- Wikipedia →Vue.js
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。