基本情報
概要
Azure App Serviceとは、Microsoft Azureが提供するPaaS(Platform as a Service)です。統合クラウドアプリケーションサービスとして、各種プラットフォーム用Web/モバイルアプリケーション環境を提供します。
基本情報
プラットフォーム | Azure |
クラウドサービス名 | App Service |
読み方 | アップ サービス |
略称 | --- |
基本説明
App Serviceは、各種Web/モバイルアプリケーションを作成して展開できる統合サービスです。「厳重なセキュリティ」「信頼性」「拡張性」などの特徴があります。
App Serviceにより、さまざまなコンポーネント(Webサイト、モバイルアプリバックエンド、RESTful API、ビジネスプロセス)を1つのソリューションにまとめることができます。
経緯
2015年に、以前は個々に提供していた「Azure Websites」「Azure Mobile Services」などを統合し、新機能を追加した「App Service」が発表されました。
主な特徴
App Serviceでのアプリ種類
App Serviceには、複数のアプリ種類が用意されています。「アプリ」には、Azureが提供するコンピューティングリソースも含まれます。
・Webサイト/Webアプリケーション用「Web Apps」
・モバイルアプリバックエンド用「Mobile Apps」
・RESTful API用「API Apps」
・ビジネスプロセス自動化用「Logic Apps」
仮想マシン上で動作
共有仮想マシンリソースを使用して、各種アプリが実行されます。専用マシンリソースの利用も可能です。
スケーラブル
手動/自動でのスケールアップ(アウト)が可能です。
高可用性
App Serviceは、SLAにより高可用性が保証されます。
対応する言語/フレームワーク
App Serviceは、「ASP.NET」「Node.js」「Java」「PHP」「Python」を高レベルでサポートしています。
また、スクリプト/実行可能ファイルの実行も可能です。
DevOps最適化機能
継続的インテグレーション/デプロイが可能です。
「Visual Studio Team Services」「GitHub」「BitBucket」などに対応し、テスト環境/ステージング環境を介して更新を反映できます。
SaaS/オンプレミスシステムへの接続
50を超えるコネクタで、他のサービス/システムと連携できます。
・SaaSサービス(Salesforce、Office365、Dynamics CRM、Twilio など)
・SNSサービス(Facebook、Twitter など)
・エンタープライズ システム(SAP、Siebel、Oracle など)
・オンプレミスシステムデータ接続(ハイブリッド接続/Azure Virtual Networks などを利用)
セキュリティ/コンプライアンス
ISO/SOC/PCIに準拠しています。
アプリケーション テンプレート
Azure Marketplaceからアプリケーションテンプレートを選択し利用できます。
Visual Studioとの連携
Visual Studioから、作成/デプロイ/デバッグのなどの各種作業を行えます。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「Elastic Beanstalk」、Google Cloud Platform「App Engine」
導入事例
オフィシャルサイトで導入事例が紹介されています。
→Azure ケース スタディ
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。