Pacemaker(ペースメーカー)。最も利用実績の多い「Heartbeat」後継のHAクラスタリング製品です。

オープンソースのクラスタリング/Pacemakerとは

Pacemaker(ペースメーカー)。最も利用実績の多い「Heartbeat」後継のHAクラスタリング製品です。

基本情報

概要

Pacemaker(ペースメーカー)とは、最も利用実績の多い「Heartbeat」後継のHAクラスタリング製品です。

【HAクラスタリングとは】
高可用性を目的としたクラスタ構成は、「HA(High Availability)クラスタ構成」と呼ばれます。「冗長化構成」とも呼ばれます。
最大の目的は、一部で障害が発生しても、システムを止めずに、サービスを提供し続けることにあります。
基本的に、アクティブサーバ(1台)+スタンバイサーバ(1台以上)で構成され、アクティブサーバに障害が発生した場合に、その障害を即座に探知して、スタンバイサーバにメイン処理を移行させて、システム全体のサービスを継続します。

【HAクラスタリングに必要な機能】
HAクラスタリングには、「リソース制御」と「クラスタ制御」の2つの機能が必要です。
「リソース制御」とは、仮想IP、Apache、MySQLなどの各種サービスをリソースとして扱い、動作監視、起動、停止などを行います。またフェイルオーバー機能を持ちます。
「クラスタ制御」とは、ノード(サーバなど)の死活監視を行い、ノード間の通信/管理、システム全体処理に関連するHAクラスタの土台機能です。

【HeartbeatとPacemakerとCorosyncの関係】
「(旧)Heartbeat」は、リソース制御とクラスタ制御の2つの機能を有していました。そこから、リソース制御機能は「Pacemaker」として独立し、「(新)Heartbeat」はクラスタ制御機能のみとなりました。
「Pacemaker」は、リソース制御機能しか持たないため、クラスタ制御機能を持つソフトウェアと組み合わせる必要があります。
利用可能なクラスタ制御ソフトは、「(新)Heartbeat」と「Corosync」です。開発盛況度から、「Corosync」の使用が推奨されています。
リソース制御機能「Pacemaker」とクラスタ制御機能「Corosync」を組み合わせることで、商用製品に匹敵するHAクラスタ構成を実現することができます。

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主な機能

【ノード監視機能】
・最大約16ノードまでの多彩なノード構成に対応しています。
・ノードの死活確認のため、一定間隔でハートビート通信を行います。ハートビート通信に失敗するとノードがダウンしたと判断して、フェイルオーバーなどのクラスタ制御を実施します。

【リソース監視機能】
・ノード、ディスク、ネットワークの障害発生を監視します。
・リソースの起動、停止を制御します。
・障害発生の場合には、リソースのフェイルオーバーを行います。
・リソースエージェント(監視対象スクリプト)は豊富に用意されています。

【スプリットブレイン対応機能】
スプリットブレイン(Heartbeat通信がすべて切断された状態)の場合の対策機能を備えています。
・STONITH機能(強制電源断)
・sfex(共有ディスク排他制御)
・Quorum機能(ノード数に基づくリソース制御)
・VIPcheck(サービス用仮想IPアドレスに基づくリソース制御)
など

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同様製品(概要情報)

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

商用製品:NEC「CLUSTERPRO」、SteelEye Technology「LifeKeeper」など。

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導入事例

Pacemakerは、オープンソースHAクラスタリングソフトとして、中小規模からエンタープライズ規模まで、さまざまな領域で幅広く利用されています。

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ライセンス情報

Pacemakerのライセンスは、「GNU General Public License Version 2」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

バイナリファイルは2種類あります。開発コミュニティが提供するものと、開発元のLINBIT社が提供するものです。

開発元のLINBIT社が提供するバイナリファイルは、PacemakerのほかにDRBD、Heartbeat、リソースエージェントなどを一括して入手できるパッケージ(Linux-HA)で、LINBIT社が動作確認をしてコンパイルを実施したものです。
日本では、LINBIT社認定パートナーである「株式会社サードウェア」、もしくはそのパートナー企業である「NRI」と有償のサブスクリプション契約を結ぶことによって動作保証されたバイナリファイルのほか、最新のパッチファイル、バージョンアップファイル、技術サポート、コンサルティング、トレーニング、ドキュメントなどが提供されます。

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ダウンロード

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※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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