Raspbian(ラズビアン)とは、Raspberry Piハードウェア用に最適化されたDebianベースのオペレーティングシステムです。
Raspbianは「Raspberry Pi」または「小規模開発者環境」向けのオペレーティングシステム(OS)です。
Raspberry Piを実行するための基本的なOS機能の他に、各種「プログラム」「ユーティリティ」「35000以上のパッケージ」なども利用できます。
Raspbianパッケージの初期構築は2012年6月に完成しました。
→Raspbian(FrontPage - Raspbian)
Raspbianのライセンスは「GNU General Public License+他」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→raspberrypi.org →forums →Raspbian license
Raspbianは、Raspberry Piシリーズの低性能ARM CPU向けに最適化されています。
Raspbianのパッケージは「ARMv6 + VFP CPU」用にコンパイルされていますが、ハードウェアがそのCPU機能セットをサポートしていれば動作するとされています。
→raspbian.org →Raspbian Repository
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Ubuntu MATE」など。
Debianは人気のLinuxディストリビューションです。
「非常に高品質」「安定している」「スケーラブルである」という特徴を持ち、プログラムとユーティリティの基本的なセットを含んでいます。
RaspbianはDebianをベースとしており、大部分のパッケージについて「Debian7.0(wheezy)」から構築されています。Raspbianは、可能な限り合理的にDebianに近づけるように開発が進められています。
Debianは世界中に多くのユーザーを持つLinuxディストリビューションであるため、Debianに関する多くのドキュメントが蓄積されています。そのため、対象のRaspbianのバージョンに該当するDebianバージョンドキュメントについて有用な資料として参照できます。
Raspbianは、Raspberry Pi上で実行されるために最適化された「ハードフロート」コードを生成するように調整されたコンパイル設定を持ちます。これにより、浮動小数点演算を多用するアプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上します。
また、他のすべてのアプリケーションも、Raspberry PiのARMv6 CPUの高度な命令を使用することで、より高速なパフォーマンスを発揮できます。
Raspbianは以下のエディションで提供されています。
①デスクトップ環境同梱エディション「Raspbian Stretch with desktop」
②デスクトップ環境+アプリ同梱エディション「Raspbian Stretch with desktop and recommended software」
③軽量コマンドラインエディション「Raspbian Stretch Lite」
参考元サイト
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