概要
IBM Bluemix Infrastructure(旧名:SoftLayer)とは、IBMのクラウドサービスです。IaaSサービスを提供し、「独自グローバルネットワーク」「物理サーバプロビジョニング」「プライベートネットワーク内のデータ転送料が無料」などの特徴があります。
基本情報
プラットフォーム | クラウドサービス |
クラウドサービス名 | IBM Bluemix Infrastructure |
読み方 | アイビーエム ブルーミックス インフラストラクチャ |
略称 | --- |
基本説明
IBM Bluemix Infrastructureの主なポイント
・独自グローバルネットワーク
・物理サーバプロビジョニング
・豊富なサービスメニュー
・豊富なAPI
・高い柔軟性による既存システムとのインテグレーション
・プライベートネットワーク内のデータ転送料が無料
経緯
2013年、IBMがSoftLayer Technology社を買収。「SoftLayer」は「IBM SoftLayer」に改名。
2016年、「IBM Bluemix Infrastructure」に改名。Bluemixブランドに統合。
主な特徴
グローバル・ネットワーク
IBM Bluemix Infrastructureは、グローバル・バックボーン・ネットワーク(10Gbpsクラス)を敷設しています。北米、日本、香港、シンガポール、ロンドン、アムステルダムなどと接続されています。独自の高速ネットワークで、インターネットのトラフィック状態に影響されない安定したサービスが提供されます。
プライベートネットワーク内のデータ通信は転送量に関わらず無料です。例えば、日本と北米間でのディザスタリカバリシステムを構築した場合、どれだけ大量のデータを送受信しても、課金は一切発生しません。
IaaS
IBM Bluemix Infrastructureでは「共有仮想サーバ」「専有仮想サーバ」「物理サーバ」の3種類を選択できます。
「ファイアウォール」「ロードバランサー」「ストレージ」などは、それぞれ数種類の中から、適切なものを選択して構築できます。
仮想サーバ
仮想サーバのスペックは、稼働後も、自由に変更できます。
物理サーバ(プロビジョニング)
物理サーバの管理は、カスタマーポータルから一元的な操作が可能です。
プログラムからスペックを指定して、物理サーバの注文が可能です。数時間程度で利用を開始できます。
仮想サーバからイメージを作成して、このイメージを元にした物理サーバプロビジョニングも可能です。
VPN機能
VPN接続は、「PPTP」「SSL-VPN」「IPsec」などから選択できます。
DDOS攻撃対策
「データセンター」と「ネットワーク拠点」には、「DDOS対策機器」が設置されています。
ネットワーク内パッチサーバ
プライベートのサービス用VLANには、「OSアップデート用レポジトリサーバ」「アンチウィルス用パターンファイルサーバ」が配備されています。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
「AWS」「Azure」「Google Cloud Platform」など
導入事例
「顧客数は2万5000社以上」「2000万以上のドメイン」で利用されています。
オフィシャルサイトで導入事例が紹介されています。
→IBM →IBM クラウド お客様導入事例
参考元サイト
・IBM →IBM Bluemix Infrastructure
・CHANGE MAKERS →ソフトレイヤー活用ガイド第1部「ソフトレイヤー活用ガイドについて」 →2. SoftLayer とは
・Think IT →IBMのSoftLayerは他のクラウドサービスとどう違うのか?
・Wikipedia →SoftLayer
・CodeZine →IBMの新しい高性能クラウド「SoftLayer」を使ってみた~アカウント開設からインスタンス立ち上げまで
・クラウドWatch →SoftLayerとBluemixで推進するIBMのクラウド~IBM Cloud Exchange 2014レポート
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