「Amazon Elastic Block Store」基本情報
概要
Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)とは、AWSの永続的ブロックストレージボリュームです。「Amazon EC2」インスタンスと組み合わせて使用できます。
基本データ
プラットフォーム | AWS |
クラウドサービス名 | Amazon Elastic Block Store |
読み方 | アマゾン エラスティック ブロックストア |
略称 | Amazon EBS |
基本説明
Amazon Elastic Block Store(EBS)は、EC2インスタンスで使用するためのブロックレベルのストレージボリュームを提供します。可用性と信頼性に優れています。
EC2インスタンスの記憶領域(インスタンスストア)は、サーバ停止時に自動的に初期化されてしまいます。そのため、EC2の仮想的外付けHDDのような記憶領域として「EBS」を使用します。
EBSボリュームは、同一アベイラビリティーゾーンに存在する実行中EC2インスタンスにアタッチできます。
Amazon EBSは、「頻度が高く長期永続性が必要なデータアクセス」用途に向いています。
主な特徴
高パフォーマンス
EBSボリュームは、高負荷実行に必要な安定した低レイテンシのパフォーマンスを提供します。
「SSD」または「HDD」のボリュームタイプを選択できます。
「EBSスナップショット」を使用して追加EC2インスタンスを作成することにより、さらに、パフォーマンスを向上できます。
専用ネットワークキャパシティー
EBSボリュームで専用ネットワークキャパシティーを利用できます。
EBSとインスタンスの間のネットワーク競合を最小限に抑えられます。
可用性
各EBSボリュームはアベイラビリティーゾーン内で自動的にレプリケートされます。コンポーネントに障害が発生した場合でも高い可用性を維持できます。
EBSボリュームは可用性が99.999%になるように設計されています。
EBSボリュームの「ポイントインタイムスナップショット」作成で、「Amazon S3」にバックアップして、長期耐久性を向上できます。
スケーラブル
EBSボリュームの拡張/縮小を分単位で行えます。
セキュリティ
EBSの「保管中データ」と「転送中データ」は自動的に暗号化されます。
アクセスコントロールポリシーの適切な設定により、多重防御セキュリティを確立できます。
ユースケース
Amazon EBS は、「パフォーマンス」「コスト」「キャパシティー」の細かい調整が必要なアプリケーションワークロード向けに設計されています。
主なユースケース
・ビッグデータ分析エンジン (Hadoop/HDFS、Amazon EMR クラスタ)
・リレーショナル/NoSQLデータベース(Microsoft SQL Server、MySQL、Cassandra、MongoDB)
・ストリーム/ログ処理アプリケーション(Kafka、Splunk)
・データウェアハウジングアプリケーション(Vertica、Teradata)
・エンタープライズアプリケーション(SAP、Microsoft Exchange、Microsoft SharePoint) など
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
Azure「Azure Storage」、Google Cloud Platform「Google 永続ディスク」など
オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→AWS →Amazon Elastic Block Store
料金情報
→AWS →Amazon Elastic Block Store →料金
参考元サイト
・AWS →Amazon Elastic Block Store
・AWS →AWS Documentation →Amazon EC2 →Linux インスタンス用ユーザーガイド →ストレージ →Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)
・ナレコムAWSレシピ →5分でわかる Amazon EBS
・Hatena Blog →Tomo's IT Blog →EC2のストレージの勉強
・GiXo →Amazon EBSエラスティックボリュームによってクラウドサーバーの自由度と稼働率が飛躍的に向上する
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