React(リアクト)とは、Facebook製のJavaScriptライブラリです。Webアプリケーションのユーザーインターフェースを効率的に構築することを目的としており、主にView部分を実装します。
Reactは、公式サイトに「A JavaScript library for building user interfaces」と記されているように、UIを構築するためのライブラリです。フレームワークではなく、あくまでUI構築ライブラリで、MVCでの「V」部分の構築機能を提供します。
ステートレスコンポネートを組み合わせていく構築スタイルを採用しており、構築時に多少の手間はかかりますが、「堅牢」「スケーラブル」「メンテナンスしやすい」アプリケーションを構築できます。
そのため、小規模アプリケーション高速開発より大規模アプリケーション開発に適しています。
・2013年:初版リリース
Facebook社を中心として、各種開発コミュニティによって維持管理されています。
Reactの最初の公開リリースでは、ライセンスとして「Apache License 2.0」が使用されました。
2014年のリリースにおいて、Facebook社はこれを置き換え、「3条項BSDライセンス」と「ソフトウェアに関連する任意のFacebookによる特許使用許可テキスト」が追加されました。
この非慣習的な条項は、Reactユーザー開発コミュニティで論争と議論を引き起こしました。
Facebook社はApache Foundationからのライセンスに関する懸念を却下し、ライセンスの再考を拒否しました。
その結果、WordPressはGutenbergとCalypsoプロジェクトをReactから切り離すことを決定する事態に発展しました。
Facebook社は『標準MITライセンスの下でFlow、Jest、React、Immutable.jsを再ライセンスする』と発表しました。
同社は「ReactはWeb用オープンソースソフトウェアの幅広いエコシステムの基盤であり、技術的ではない理由から進歩を阻止したくない」と述べています。
React 16.0.0が「MITライセンス」でリリースされました。
MITライセンスへの変更は、React 15.xリリースラインにもバックポートされています。
→React(React – A JavaScript library for building user interfaces)
Reactのライセンスは「MIT License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →react/LICENSE
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
FacebookのReact開発チームは、9月26日、 UI構築用JavaScriptライブラリ「React 16.0」を公開した。 【Reactとは】 https://www.ossnews.jp/oss_info/React 【ポイント】 ・新しいコアアーキテクチャ「Fiber」 ・多数の機能強化 ・エラー処理改善 ・高速化 ・議論になっていたライセンスの変更も実施(...