「Google Cloud DNS」基本情報
■概要
Google Cloud DNSとは、マネージド権威DNS(ドメインネームシステム)サービスです。非常に高い可用性を提供します。
基本データ
プラットフォーム | Google Cloud Platform |
クラウドサービス名 | Google Cloud DNS |
読み方 | グーグル クラウド ディーエヌエス |
略称 | --- |
「権威DNSサーバ」と「キャッシュDNSサーバ」の違い
「DNSサーバ」とは、インターネットに公開されているサーバホスト名の名前解決を行います。
「権威DNSサーバ」とは、それぞれのドメイン名に関する完全な情報を持つDNSサーバです。「権威ネームサーバ」や「コンテンツサーバ」とも呼ばれます。
「キャッシュDNSサーバ」とは、権威DNSサーバが保有する情報の一部についてキャッシュ的に保持するDNSサーバです。負荷分散のためなどに使用されます。
基本説明
Google Cloud DNSは「権威DNSサービス」です。
「高信頼性」「高可用性」「低レイテンシ」に優れたDNSサービスをGoogleの世界的ネットワークから提供します。
Google Cloud DNSでは、Webベースの管理画面で「ゾーン作成」や「レコード追加」などの作業を簡単に行なえます。
■主な特徴
大規模DNS
Google Cloud DNSは、Googleのインフラストラクチャを利用して、高品質で大規模な権威DNSサービスを実現します。
Google Cloud DNSは、「非常に多くのゾーン」と「各ゾーンでの非常に多数のDNSレコード」を処理できます。百万単位のゾーンやDNSレコードにも対応できます。
低レイテンシ(エニーキャスト)
Google Cloud DNSは、ネットワークのアドレッシング/ルーティング手法「エニーキャスト」を使用しています。
エニーキャストを使用することで、全世界の複数のロケーションからマネージドゾーンをサポートし、高い可用性を提供します。
リクエストは最も近いロケーションに自動的にルーティングされるため、レイテンシが低減され、ユーザーの権威名の検索パフォーマンスが改善されます。
可用性100%
Google Cloud DNSでは、Google社が自社サービス用として世界中にあるDNSサーバを使用し、あらゆる地域からのDNSルックアップをサポートしているため、高い拡張性/可用性があります。
SLA(Service Level Agreement)は、Google社の権威ネームサーバについて「100%」の可用性を保証しています。
自動スケーリング
Google Cloud DNSは、自動スケーリングを行い、非常に多くのDNSゾーンやレコードに対応し、数百万ものDNSレコードについて確実に作成/更新できます。
セキュリティ「マネージドDNSSEC」
Google Cloud DNSは、「マネージドDNSSEC」をサポートしており、「なりすまし攻撃」「キャッシュ汚染攻撃」などからドメインを保護します。
■同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「Amazon Route 53」、Azure「Azure DNS」など
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→Google Cloud Platform →CLOUD DNS
料金情報
→Google Cloud Platform →CLOUD DNS →料金
参考元サイト
- Google Cloud Platform →CLOUD DNS
- @IT →クラウド系DNSサービス「Google Cloud DNS」の損得勘定
- beyond →【GCP】Google Cloud DNS について
- JPNIC →権威DNSサーバ(authoritative name server)とは
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。