概要
Azureポータルとは、Azureの統合コンソールです。さまざまなクラウド機能について構築/管理/監視を行えます。デプロイ管理機能も統合されている点が特徴です。
基本情報
プラットフォーム | Azure |
クラウドサービス名 | Azureポータル |
読み方 | アジュール ポータル |
略称 | --- |
基本説明
Azureポータルは、各種クラウド機能(Webアプリ、データベース、仮想マシン、仮想ネットワーク、ストレージなど)について統合的管理が可能です。
経緯
2015年12月に、新版「Azureポータル」が正式リリースされました。
以前の管理ポータルは「Azureクラシックポータル」という名称になり、切り替えて使用できます。
主な特徴
カスタマイズ性
Azureポータルは、ユーザー自身によるカスタマイズが可能です。
頻繁に使用する機能は、タイルとして「ピン留め」できます。
右クリックによるコンテキストメニューを使用して、タイルなどのカスタマイズも行えます。
デプロイ管理機能
Azureポータルは、「デプロイ管理用システムGUIの一部統合」が大きな特徴です。複数の管理用ページに遷移せずに、デプロイまで行えるようになっています。
DevOpsの「開発(コード作成、ビルド、テスト、展開など)」と「運用(展開、モニタリングなど)」について、統合的に扱い管理できます。アプリケーションライフサイクル管理ソリューションとして機能します。
ロールベースアクセスコントール
個人/グループに対して、詳細なアクセス権限設定を行えます。
インシデント管理
セルフサービス方式でチケットを発行して、インシデント記録を行えます。
サポートが必要な場合、1回のクリックで必要なサポートを受けられます。
スタートメニュー
Azureポータルの「スタートメニュー」として用意されている主な機能です。
1.各サービスの管理画面参照
2.サービス正常性確認
3.Marketplaceリンク
4.課金状況参照
5.ヘルプ、サポート
6.ツアー(ポータルの利用手順紹介)
7.ポータルに関する新着情報
8.ポータル設定(カスタマイズ)
9.Microsoftへのフィードバック
10. Azureクラシックポータル切り替え
ハブメニュー
Azureポータルの「ハブメニュー」として用意されている主な機能です。
1.新規(リソース作成など)
2.ホーム(スタートメニューの画面に戻る)
3.すべて参照(サービス参照)
4.通知(警告/通知などを表示)
5.アクティブ(ポータルの動作/操作履歴)
6. 課金(課金情報参照)
サービス管理API「Azureリソースマネージャー(ARM)」
依存関係にあるリソースを「リソースマネージャー」という単位でまとめてデプロイ/管理/監視できます。
Azureテンプレート
Azureテンプレートとは、「ある目的を達成するために必要となる関連リソースをまとめて作れるように定義したもの」です。
ユーザーによるカスタマイズも可能です。
「Visual Studio Online」連携
Webブラウザ上でのコード編集機能が可能です。
「Visual Studio Online」チームプロジェクト連携
「自動ビルドの実行ログ参照」「コミット履歴把握」「ワークアイテム状況確認」などを行えます。
監視/診断機能
各種モニタリング/分析情報をグラフィカルに表示できます。
閾値設定によるアラートメール送信も可能です。
分析機能「Application Insights」
Webアプリケーションにコードを埋め込み、簡単に、エンドユーザー分析を行えます。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「AWS マネジメントコンソール」など
参考元サイト
・Azure →Microsoft Azure ポータル
・ナレコムazureレシピ →3分で分かるAZUREポータル
・Build Insider →Microsoft Azure最新機能(2014年5月) →Microsoft Azureプレビュー・ポータルの機能とは?
・@IT →Microsoft Azure最新機能フォローアップ →正式版となった「Azureポータル」では何が変わる?
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。