ここでは主として「なでしこv1(Windows版)」の日本語プログラミング機能ついて紹介します。
「なでしこ」は、日本語でプログラムを作成でき、文法もシンプルで、日本語の語順で記述できるため、プログラミングの楽しさが実感できる「お手軽プログラミング」を行えます。
日本人にとっては、母国語である日本語をベースとしたプログラミングが可能であるため、導入の敷居が低くプログラミング入門に適している言語です。
ほとんどのプログラミング言語の学習や開発において、プログラミングスキルに加えて一定の英語力も必要です。「for」「while」「continue」「break」など、ソースコードには英単語が多数含まれるほか、エラーメッセージも英語で表示される場合があります。
英語を苦手とする方にとっては、英語のハードルによって、プログラミングを毛嫌いしてしまうケースもあります。
なでしこの場合、日常的に使用している日本語をベースとしたプログラミングが可能で、ソースコードを見ただけでどのような処理が書かれているのかについて直感的に理解しやすい特徴があります。
日本語プログラミング言語は、日本人にとって馴染みやすいため、教育向けプログラミング言語として注目を集めています。
高専/短大/専門学校/企業社員教育などで活用されている実績があります。
「なでしこ」には、1300を超える命令文が用意されています。
これらの命令文を組み合わせることで、さまざまな処理を実行できます。
・変数定義
・制御文---分岐/ループ
・文字列処理---正規表現/拡張ワイルドカード/文字列整形
・ファイル処理---コピー/ファイルパス操作/圧縮
・画像処理
・ネットワーク処理---メール送受信/HTTP
・データベース連携---Access/MySQL/SQLite
・Officeアプリケーション連携---Excel、Word
・印刷処理---プリンタ印刷/PDFファイル生成 など
なでしこプログラミングの例を紹介します。『01:』部分以降がなでしこでのコーディング部分です。
01:「Hello World!!」と表示。
01:「calc」を起動。
01:「notepad.exe」を起動
01:「音楽.MP3」を再生。
01:値段は2000。
02:「ステーキは{値段}円です」と表示。
01:ラーメンタイマーとはタイマー。
02:その値は、1000×60×3。
03:その時満ちた時は~
04: BEEP
05: 「3分立ちました!」と言う。
06: 終わり。
07:ラーメンタイマーを開始。
なでしこで、数行の日本語ベースのスクリプトを記述することにより、さまざまな処理を実行できるプログラムを作成できます。
Excel連携などを行うことで、日常のルーチンタスクを自動化できます。
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