カラムストレージエンジン「MariaDB ColumnStore」について、概要と参考サイトを紹介します。
「MariaDB ColumnStore」は、カラム型(列指向型)データベースエンジンです。MariaDBのストレージエンジンとして組み込めます。
オープンソースプロジェクト(GPLv2)として開発されています。
「MariaDB ColumnStore」は、オープンソースのデータウェアハウス向けデータベース「InfiniDB」をフォークしたものです。
一般的なデータベースエンジンはデータを行単位で扱いますが、カラム型データベースエンジンは「列単位」で処理を行います。列単位ならではのメリットがあります。
・データ圧縮効率が高い(列単位処理で同一型データが並ぶため)
・列方向で行われる集計処理が高速
・列ごとに分散して並列処理が可能
・大規模な分析/集計処理に向いている
・MariaDBとの高い親和性(既存ストレージエンジンと統合して利用/管理できる)
・運用管理が簡潔
・大規模分散処理に対応(ペタバイトクラスのデータをリアルタイムで処理できるように設計)
・リニアスケールアウトによる並列処理
・データを高圧縮(最大25分の1にまで圧縮可能)
・Hadoopファイルシステム「HDFS」との統合が可能(SQLでのデータ分析が可能)
・「トランザクション」と「並列化分析」を同一技術で処理できる
「MariaDB ColumnStore」発表に関する記事です。
→Publickey →MariaDB、カラム型データベースエンジン「MariaDB ColumnStore」発表。OLAPへ参入
「MariaDB ColumnStore」発表に関する記事です。
→OSDN Magazine →MariaDB、ビッグデータ分析エンジン「MariaDB ColumnStore」を発表
オフィシャルサイトのMariaDB ColumnStoreについてのナレッジベースです。
・MariaDB ColumnStoreについて
・MariaDB ColumnStoreリリースノート
・ColumnStore入門
・ColumnStoreアップグレードガイド
・ColumnStoreアーキテクチャ
・ColumnStoreの管理
・ColumnStoreデータの処理
・ColumnStore SQLの構造とコマンド
・ColumnStoreパフォーマンスチューニング
・ColumnStoreシステム変数
・ColumnStoreセキュリティの脆弱性
・ColumnStoreのトラブルシューティング
・MariaDB ColumnStoreの使用
・MariaDBにColumnStoreを構築する
Open Source Data Management Software Survey オープンソースデータベースサービス提供企業「Percona」は、オープンソースデータベースを使用する人々の使用パターンと意見を収集するために広範な調査を実施した。 調査には85か国から836人が参加した。
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