「Azure Blob Storage」基本情報
概要
Azure Blob Storageとは、Azureのオブジェクトストレージサービスです。あらゆる種類の非構造化データを格納できます。
基本データ
プラットフォーム | Azure |
クラウドサービス名 | Azure Blob Storage |
読み方 | アジュール ブロブ ストレージ |
略称 | --- |
基本説明
「BLOB(Binary Large Objects)」ストレージとは、オブジェクトストレージで構成された、単一障害点の無い、スケーラブルなストレージです。
Azure Blob Storageは、大量の非構造化オブジェクトデータを格納するためのサービスです。エクサバイトレベルまで対応できる極めて高いスケーラビリティを備えており、数十億個のオブジェクトを保管できます。
「画像ファイル」「音声ファイル」「動画ファイル」「ドキュメントファイル」「Officeファイル」「HTMLファイル」「アプリケーションインストーラー」「仮想ハードディスク(VHD)データ」「ログファイル」「データベースバックアップファイル」など、あらゆる種類の非構造化データを保存できます。
主な特徴
スケールアップ/スケールダウン
Blob Storage では、ニーズの変化に応じて、自由にスケールアップ/スケールダウンが可能です。
ファイルアクセス機能
Blob Storageでは、平均で1秒あたり数百万件の要求に対応できます。
データ公開設定として「一般公開」もしくは「非公開」が可能です。
格納されたデータに対しては、「URL指定アクセス」「RESTインターフェイス」「Azure SDKストレージクライアントライブラリ」などでアクセスできます。
「Azure SDKストレージクライアントライブラリ」では、「Node.js」「Java」「PHP」「Ruby」「Python」「.NET言語」などさまざまな言語を利用できます。
アクセス頻度別の「ストレージレベル」
データへのアクセス頻度に応じて、「ホット」「クール」「アーカイブ」のストレージレベルを選択できます。
ほとんどアクセスしないデータは「クール」もしくは「アーカイブ」に格納し、頻繁にアクセスするデータは「ホット」のストレージレベルに格納して利用します。
データ整合性
格納オブジェクトの変更時には、すべての箇所で検証が行われ、データ整合性が確保されます。
インプレース編集機能
データが格納された状態での「インプレース編集」が可能です。
ローカルにダウンロードして編集を行う必要がないため、アプリケーションのパフォーマンスを向上させながら、帯域幅消費を抑えられます。
主なユースケース
- 画像/ドキュメントの直接配信
- 分散アクセス用ファイル格納
- ビデオファイルのストリーミング配信
- ディザスタリカバリ対策(バックアップファイルの格納)
- ビッグデータ解析用大容量データの保管 など
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」、Google Cloud Platform「Google Cloud Storage」など
オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→Azure →Blob Storage
参考元サイト
- Azure →Blob Storage
- Azure →Storage →Blob Storage の概要
- Azure →Storage →Microsoft Azure Storage の概要
- くらう道 →Azure BLOB ストレージ とは?
- nrjlog →Microsoft Azure BLOB ストレージをWebサーバー代わりに使ってみました。
- Azure相談センター →【Azure基礎用語解説】「Azureストレージサービス」
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