OpenCV(オープンシーブイ)とは、オープンソースのコンピュータビジョンおよび機械学習ソフトウェアライブラリです。
OpenCV(Open Source Computer Vision)は、コンピュータビジョンアプリケーションに共通のインフラストラクチャを提供し、商用製品でのマシン認識の使用を促進するために構築されています。
特に、リアルタイムアプリケーションに焦点を当てた高度に最適化されたライブラリです。
OpenCVは、非営利団体「OpenCV Foundation」を中心として開発されています。
「OpenCV Foundation」は、世界で最も優れたオープンソースのコンピュータビジョンライブラリを構築するだけでなく、グローバルな開発者を教育するための包括的なオンラインコースを作成することも使命としています。
→github.io →The OpenCV Foundation
・2000年:初版リリース
OpenCVは画像処理に関わる多くの用途で利用され、安全保護に関するケースでも活用されています。
・顔検出
・工場での製品ラベル検査
・監視カメラでの侵入検知
・各種設備監視
・水泳プールでの溺死事故防止
・滑走路上の障害物(ゴミなど)の検出
・ロボット制御---周囲認識、物体認識 など
OpenCVのライセンスは「3-clause BSD License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →opencv/opencv →LICENSE
OpenCVは「Linux」「MacOS」「Windows」「iOS」「Android」をサポートしています。
OpenCVは、スタートアップからグローバル企業まで、さまざまなソフトウェアでライブラリとして利用されています。
・Google
・Yahoo
・Microsoft
・インテル
・IBM
・ソニー
・ホンダ
・トヨタ など
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「ImageMagick」など。
OpenCVには、「古典的および最先端のコンピュータビジョン」と「機械学習アルゴリズム」を合わせて、2500以上の最適化されたアルゴリズムが用意されています。
・顔検出および認識
・オブジェクト識別
・人間の行動分類
・ステレオカメラから3D点群抽出
・類似画像検索
・景色認識 など
OpenCVはGPUに対応しており、リアルタイムビジョンアプリケーションに対応できます。
CUDAは、NVIDIAが提供しているGPU向け汎用並列コンピューティングプラットフォームです。
OpenCVには、すべてのGPUアクセラレーション機能を含むGPUモジュールが含まれており、新しいコンピューティング技術とGPUアーキテクチャに適応しています。
「OpenCL(Open Computing Language)」は、「CPU」「GPU」「DSP」などの異種プラットフォーム間で動作するコードを書くためのオープンスタンダードです。
OpenCVは、OpenCLにも対応しており、「画像処理」「行列演算」「オブジェクト検出」などの処理において、CPUよりもはるかに効果的にGPU上で多くのアルゴリズムを実行できます。
参考元サイト
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