GitBucket(ギットバケット)とは、JVM上で動作するGitリポジトリ管理ツールです。
GitBucketはScala実装のGitプラットフォームで、以下の特徴があります。
・簡単インストール
・直感的UI
・プラグインによる高い拡張性
・GitHub APIとの互換性
開発者であるtakezoe氏の言葉によると『GitBucketは、費用がかかるGitHub Enterpriseではなく、メンテナンスに手間がかかるGitLabではなく、それらの隙間を狙ったプロダクト』と位置づけられています。
GitBucketは自分の管理下にあるサーバで動作させることができるため、「GitHubのようにソースコードを公開はしたくないがリポジトリを管理したい」場合などに利用できます。
GitBucketはGitHubのような有償サポートサービスなどは提供されていませんが、社内や個人用途で気軽に使用できるGitHubクローン用途に適しています。
GitBucketのライセンスは「Apache License 2.0」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →gitbucket/gitbucket →LICENSE
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「GitLab」など。
GitBucketの動作にはJava 8が必要です。
GitBucketは「gitbucket.war」ファイルをダウンロードしてJava実行するだけで動作します。
GitBucketは、内部に組み込みH2データベースを保持していますが、外部データベースとして「MySQL」と「PostgreSQL」をサポートしています。
「エクスポート/インポート機能」を利用でき、データベース種類により「データベース暗号化」にも対応できます。
→GitHub →GitBucket →External database configuration
GitBucketとJenkinsのジョブと統合することにより、mavenビルド自動化などが可能です。
→GitHub →GitBucket →Setup Jenkins Multibranch Pipeline and Organization
GitBucketとグループチャットサービス「Slack」を統合できます。
→GitHub →GitBucket →Setup Slack Integration
GitBucketのAPIはGitHub実装との互換性のために設計されています。
→GitHub →GitBucket →API WebHook
・公開/非公開のGitリポジトリ管理機能---http/https/sshでのアクセス
・GitLFSサポート機能
・リポジトリビューア機能(オンラインファイルエディタ)
・Wiki機能---「課題」「プルリクエスト」「リポジトリ」
・活動スケジュール機能
・Eメール通知機能
・アカウント(グループ)管理機能---LDAP統合、OpenID Connect統合
GitBucketコミュニティプラグインを利用することで、さまざまな機能強化を行えます。
・アナウンスプラグイン
・H2データベースバックアッププラグイン
・デスクトップ通知プラグイン
・バグスポットプラグイン
・監視プラグイン など
http://gitbucket-plugins.github.io/
参考元サイト
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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