概要
Stream Analyticsとは、Azureのリアルタイムストリーム処理サービスです。デバイス、センサー、アプリケーションなどのデータをリアルタイム集計するIoT対応分析ソリューションを開発できます。
基本情報
プラットフォーム | Azure |
クラウドサービス名 | Stream Analytics |
読み方 | ストリーム アナリティクス |
略称 | --- |
基本説明
Stream Analyticsは「入力データストリームをデータ変換して出力するリアルタイム処理」を提供します。
IoTを含む各種デバイスやアプリケーションなどからのデータを処理します。
経緯
2014年10月にPublicPreview公開されました。
主な特徴
リアルタイム分析(Azure Event Hubs)
Stream Analyticsは、分散型ストリーミングプラットフォーム「Azure Event Hubs」などからリアルタイムでイベントを取り込み処理を行います。
「複数ストリーム比較」「過去データ比較」「異常検出」などのチェックを行い、リアルタイムでダッシュボードへ表示します。
1秒間に数百万イベントの処理を行える高スループットが特徴です。
スケーラブル
Stream Analyticsが自動的にスケールを行いパフォーマンスを最適化します。
ユーザーは、計算処理をクエリ定義内の複数の論理的なステップにパーティション分割することで、さらにスケーラビリティを向上できます。
最大で1GB/秒のスループット処理が可能です。
入力元データストリーム
入力データストリームとして、「Event Hubs」「Azure Blob」などの複数のデータソースを指定できます。
出力先データストア
データの出力先として次のデータストアから1つを指定できます。
・Azure Data Lake Store
・Azure SQL Database
・BLOB ストレージ
・Power BI
・Azure テーブル ストレージ
・Service Bus キュー
・Service Bus トピック
・DocumentDB など
迅速な開発
Azureポータルで「入力ストリーミングデータ」「データ変換方法」「出力先データストア」を指定して、Stream Analyticsジョブを作成できます。
SQLライク言語での開発
ストリーミング処理定義は、SQLライクなクエリ言語(Stream Analytics Query Language)で行います。
IntelliSenseオートコンプリートを使用でき、「結合」「集計」「射影」「フィルタ」「時間ベース結合」「集計関数」「時系列クエリ」などを実装できます。
「Azure Machine Learning」連携
Stream Analyticsクエリから「Azure Machine Learning」サービスの関数を呼び出して活用できます。
信頼性
Stream Analyticsは、データ損失を発生させない設計になっています。
障害発生時には、回復機能(チェックポイント機能)により迅速な復旧が行われます。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
Azure「Amazon Kinesis Streams」、Google Cloud Platform「CLOUD DATAFLOW」など
参考元サイト
・Azure →Stream Analytics
・Azure →Stream Analytics →Stream Analytics とは
・Azure →Stream Analytics →Stream Analytics の出力: ストレージのオプション、分析
・ナレコムazureレシピ →STREAM ANALYTICSを触ってみた① 基本操作編
・ナレコムazureレシピ →AZURE STREAM ANALYTICS について(基本編、特徴)
・cloud.config Tech Blog →Azureあの機能この機能:Stream Analytics
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