「Azure Monitor」基本情報
■概要
Azure Monitorとは、Azureリソースを監視するためのプラットフォームサービスです。Azureリソースの運用/メンテナンスに必要な詳細監視データのすべてを一元的に把握し管理できます。
基本データ
プラットフォーム | Azure |
クラウドサービス名 | Azure Monitor |
読み方 | アジュール モニター |
略称 | --- |
基本説明
Azureには、複数の運用/監視サービスがありますが、Azure Monitorを使用すると、これら複数の運用/監視サービスをひとつのインターフェースに統合できます。
Azure Monitorは、Azureのほぼすべてのサービスに対して、基礎レベルのインフラストラクチャのメトリックとログを提供します。「パフォーマンス状況」「使用状況」「API呼び出し状況」などの詳細な最新データについて確認/追跡できます。
Azure Monitorを使用すると、「Azureのリソースのメトリック/ログ視覚化」「クエリ」「ルーティング」「アーカイブ」などを行い、そのメトリックとログに対してアクションを実行できます。
■主な特徴
データ収集
Azure Monitorは、アプリケーションレベルのメトリックとログの大半を収集します。
対象となる主なメトリック/ログ
・ホスト/ゲスト仮想マシンのメトリック
・パフォーマンスカウンター(CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク)
・イベントログ(アプリケーション、セキュリティ、システム、Windowsイベント、カスタムエラーログ)
・ディレクトリ(IISログ、ログディレクトリ監視)
・クラッシュダンプ
・シンク(Application Insightsへ診断データ送信)
・エージェント(ストレージアカウント)
・起動診断(ブート診断)
運用問題分析ツール
Azure Monitorでは、あらゆる運用上の問題の分析と診断に必要な基本ツールを提供しており、問題発生時に迅速に原因を突き止めるために利用できます。
アクセスインターフェース
Azure Monitorには以下のいずれかの方法でアクセスし、「データ追跡」「ルーティング」「取得操作」などを行えます。
・Azureポータル(Monitor ポータル)
・PowerShell(Monitor PowerShell コマンドレット)
・クロスプラットフォームCLI(コマンド ライン インターフェース)
・REST API(Azure Monitor REST API)
・.NET SDK など
アラートによる自動アクション
Azure Monitorでは、アラートを設定でき、「リソース自動スケーリング」「Azure Automation Runbookの起動」「webhook呼び出し」などの自動アクションをセットアップして各イベントに対して自動対処できます。
■同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「Amazon CloudWatch」、Google Cloud Platform「Stackdriver Monitoring」など
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→Azure →Azure Monitor
料金情報
→Azure →Azure Monitor →Azure Monitor の価格
参考元サイト
- Azure →Azure Monitor
- Microsoft TechNet →新規リリースされた “Azure Monitor" 機能を使って、利用中のリソースに影響しうる大規模障害が発生した場合にメール通知を受け取る
- くらう道 →運用・監視サービス Azure モニター とは?
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。