「Bugzilla」基本情報
■概要
Bugzilla(バグジラ)とは、バグ追跡システムです。Mozilla Foundationが開発しており、堅牢かつ機能的にバグ管理を行えます。
■基本説明
Bugzillaはバグ追跡システム(汎用バグトラッカー+テストツール)です。
ソフトウェア開発チームは欠陥追跡機能により、開発プロダクトに関する「バグ」「課題」「機能強化事項」「変更要求事項」などを効果的に管理できます。
Mozillaプロジェクトなどの大規模で複雑な環境で使用されています。
■動作環境
Bugzillaは、Windows/Linux/Mac OS Xなど、Perlをインストールできるプラットフォームにインストールできます。
■経緯
・1998年 初版リリース
主な特徴
■セキュリティ
Bugzillaは、クロスサイトスクリプティングを防ぐなど、あらゆる段階でセキュリティを考慮して設計されています。
■多言語対応
Bugzillaは、日本語などのマルチバイト言語を含むUnicodeを完全にサポートしています。
■Webサービスインターフェース
Bugzillaには、「XML-RPC」または「JSON-RPC」Webサービスインターフェースを使用してアクセスできます。
主な機能
■バグ検索機能
Bugzillaは「全文検索」と「時間ベース検索」を提供しています。
さまざまなフォーマットで出力できます。
・HTMLレイアウト
・Atom
・iCalendar形式
・CSV形式
・XML形式 など
■電子メール通知機能
Bugzillaで行われた変更に関する情報について電子メール通知を受け取れます。
■バグレポート機能
Bugzillaは非常に高度なレポートシステムを搭載しており、時間経過と共にどのように状況が変化したのかについて把握できます。
X軸とY軸の2つのフィールドを使用してテーブルを作成し、任意の検索基準を使用してバグ情報を参照できます。
さまざまなグラフとしても表示できます。
・折れ線グラフ
・棒グラフ
・円グラフ など
■類似バグ検出機能
Bugzillaに要約を入力してバグを登録すると、Bugzillaはシステム内の類似のバグを自動的に検索します。
■バグ修正予測時間管理機能
Bugzillaにバグ修正予測時間を登録して、それに費やす時間について管理できます。
また、バグ修正完了までの期限も設定できます。
■パッチビューア機能
パッチビューア機能により、パッチについてカラフルに比較表示でき、容易にコードレビューを行えます。
「CVS」「Bonsai」などの各種ツールと統合することで、パッチに関する詳しい情報を提供します。
■カスタムワークフロー機能
Bugzillaは「バグステータス」「修正完了までの作業リスト」などを管理できるワークフロー機能を提供します。
ワークフローは任意にカスタマイズできます。
補足情報
■同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Trac」「Mantis Bug Tracker」など。
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→Bugzilla(Home :: Bugzilla :: bugzilla.org)
ライセンス情報
Bugzillaのライセンスは「Mozilla Public License 2.0」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →bugzilla/LICENSE
ダウンロード
導入事例
参考元サイト
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。