SoftEther VPN(ソフトイーサVPN)とは、オープンソースのクロスプラットフォームマルチプロトコルVPNソフトウェアです。
「VPN(Virtual Private Network)」とは、パブリックネットワーク(インターネット)上に「プライベート仮想ネットワーク」を構築する技術です。
仮想的な専用線を構築することで、データの盗聴や改ざんなどの脅威が排除でき、セキュリティが確保された安全なネットワークとして利用できます。
VPNは、物理的な専用線を施設するよりも遥かに低コストで導入できるメリットがあります。
SoftEther VPNは、シンプルな手順でセキュアVPNを構築できる機能を提供します。
SoftEther VPNは、筑波大学で開発され、SoftEtherVPNプロジェクトが中心となり開発が続けられています。
→SoftEther VPN →About SoftEther VPN Project
2013年:初版リリース
SoftEther VPNは、以下の用途に活用できます。
・アドホックVPN構築
・LANへのリモートアクセス構築
・LAN to LANブリッジ構築---クラウドからクラウドへのブリッジ
・ローカルPCをクラウドに参加させる
・クラウドVMをLANに参加させる
・独自クラウド構築
・テスト用ネットワーク環境構築---ネットワークテスト、シミュレーション、デバッグ など
SoftEther VPNのライセンスは「Apache License 2.0」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →SoftEtherVPN/SoftEtherVPN →LICENSE
VPNサーバは「Windows」「Linux」「Mac」「FreeBSD」「Solaris」で動作します。
VPNクライアントは「Windows」「Linux」「Mac」「Android」「iPhone」「iPad」などで動作します。
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Algo VPN」「OpenVPN」など。
SoftEther VPNサーバは仮想イーサネットスイッチを実装し、SoftEther VPNクライアントが仮想ネットワークアダプタを実装することで、イーサネットを仮想化します。
「リモートアクセスVPN」や「サイト間VPN」などを簡単に構築できます。
SoftEther VPNは「Ethernet over HTTPS」を使用するため、どのようなディープパケットインスペクションファイアウォールでもSoftEther VPNのトランスポートパケットをVPNトンネルとして検出することはできません。
そのため、会社のファイアウォールやNATの内側に独自のVPNサーバをセットアップすると、自宅やモバイルの場所から、ファイアウォールの設定を変更することなく、企業内のVPNサーバにアクセスできます。
参考元サイト
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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