Mercurial(マーキュリアル)とは、クロスプラットフォームの分散型バージョン管理システムです。

オープンソースのバージョン管理/Mercurialとは

Mercurial(マーキュリアル)とは、クロスプラットフォームの分散型バージョン管理システムです。

「Mercurial」基本情報

■概要

Mercurial(マーキュリアル)とは、クロスプラットフォームの分散型バージョン管理システムです。

■基本説明

Mercurialは、使いやすく直観的なインターフェースで、任意のサイズの開発プロジェクトにおいて、効率的なソースコードバージョン管理を行えます。

■動作環境

Mercurialは主要な環境で動作します。
・Windows
・Linux
・Mac OS X
・Solaris 11 Express など

また、主要Linuxディストリビューションでは、システム固有のリポジ​​トリからインストールできます。

■「Mercurial」と「Git」の関係

2005年4月、Mercurialの初版が、Matt Mackall氏によりリリースしました。

「Mercurial」と同様な分散型バージョン管理ツールとして「Git」があります。
→OSSxCloudNews →オープンソースのバージョン管理/Gitとは

Matt Mackall氏は、Linuxカーネル開発にLinus Torvalds氏と共に携わっており、Linus氏がLinuxカーネルのバージョン管理用として「Git」を開発していたほぼ同時期に、Matt氏も「Mercurial」を開発していました。

「Mercurial」と「Git」は、このような生い立ちから、双方の機能をうまく取り入れることで発展してきているため、似たような使い勝手になっていますが、「Mercurialのほうがより簡単に使える」という声もあります。

主な特徴

■設計目標

Mercurialの設計目標としてこのような目標が掲げられました。
・高い性能
・スケーラビリティ
・シンプルな操作性
・完全な分散共同開発環境
・効率的にテキストファイルとバイナリファイルの両方を処理できる仕組み
・「高度なブランチ機能」と「高度なマージ機能」を搭載

■分散アーキテクチャ

Mercurialは、各開発者が、それぞれのローカルにリポジトリを作成して利用できる分散型のソースコード管理システムです。

そのため、ネットワークが利用できない環境でもバージョン管理を行えます。

■Python実装

Mercurialは、Python実装のコマンドラインプログラムです。

ただし、処理速度が必要な一部の機能についてはC言語で実装されています。

■拡張性

Mercurialは、強力かつ安全な使いやすいコマンドセットを提供するように設計されています。

Mercurialのすべてのコア機能にアクセスできる拡張機能を利用することで、「基本コマンドの動作変更」や「新しいコマンド追加」などを行えます。

■IDE/コードエディタ用プラグイン

主要なIDEやコードエディタ用のMercurialプラグインが提供されています。
・NetBeans
・IntelliJ IDEA
・Eclipse
・MS Visual Studio
・Xcode
・Emacs
・VIM など

■他バージョン管理システム連携

Mercurialは「他のバージョン管理システムで管理されているソースコードを取り込む機能」を備えてます。

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Git」「Bazaar」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Mercurial

ライセンス情報

Mercurialのライセンスは「GPLv2+」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Mercurial →License Frequently Asked Questions

ダウンロード

→Mercurial →Mercurial downloads

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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