SoX(ソックス)とは、サウンドプロセッシングプログラムです。さまざまな形式のオーディオファイルを他の形式に変換できます。
SoX(Sound eXchange)はクロスプラットフォームのコマンドラインユーティリティで、さまざまな形式のオーディオファイルを他の形式に変換できます。
オーディオ形式変換機能に加えて、「サウンドエフェクト適用機能」「オーディオファイル再生機能」「オーディオファイル録音機能」なども備えています。
・1991年 初版リリース
→SoX(Sound eXchange | HomePage)
SoXのライセンスは「GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2」「GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →rbouqueau/SoX →LICENSE.GPL
→GitHub →rbouqueau/SoX →LICENSE.LGPL
SoXは「Windows」「Linux」「OS X」で動作します。
→Sourceforge →SoX - Sound eXchange
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Audacity」「Ardour」など。
SoXはコマンドラインのオーディオ処理ツールであるため、「シンプルな編集処理」や「バッチ処理」に適しています。
SoXは多くのオーディオファイル形式に対応しています。
・Au
・WAV
・AIFF
・MP3(※外部LAME MP3エンコーダ経由)
・Ogg Vorbis
・FLAC など
オーディオファイルを他の一般的なオーディオファイル形式へ変換します。
変換処理中にサウンドエフェクトやフィルタの適用もできます。
SoXは、「DATレートからCDレート」などのように、オーディオファイルをあるサンプリングレートから別のサンプリングレートに変換できます。
リサンプリングアルゴリズムは詳細に設定できます。
SoXは、各種オーディオファイルを読み書きし、必要に応じてさまざまなエフェクトを適用できます。
・トーン(フィルター)エフェクト
・プロダクションエフェクト
・音量(レベル)エフェクト
・ミキシングエフェクト
・ピッチ(テンポ)エフェクト
・マスタリングエフェクト
・特殊フィルター(ミキサー) など
SoXコマンドラインの最後に次々にエフェクトを指定することで「エフェクト効果連鎖」を形成して、複数の効果を適用できます。
複数のエフェクトをリアルタイムで適用する場合には、より多くのコンピューティングリソースが必要となります。
SoXを利用して、複数のオーディオファイルを結合できます。
結合するモードにより、サンプリングレートを一致させるなどの前処理が必要になります。
・オーディオ合成機能---複数の入力ソースを組み合わせる
・マルチトラックオーディオレコーダー機能 など
参考元サイト
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