「Meteor」基本情報
概要
Meteor(メテオ)とは、フルスタックWebアプリケーション開発プラットフォームです。リアクティブプログラミングを前提とし、JavaScriptでのクロスプラットフォーム開発を行えます。
基本説明
Meteorは、Node.jsをベースとし、「JavaScript+HTML+CSS」だけで、「Webアプリケーション」「モバイルアプリケーション」を構築できるWebアプリケーション開発プラットフォームです。
Meteorは、単なるフルスタックWebアプリケーションフレームワークではなく、「既存の開発の仕方そのものを変革する仕組み」「デプロイまで支援する枠組み」「モバイル向けネイティブアプリ作成も可能」「開発を迅速/簡単にするためのさまざまな仕組み」など、魅力的な機能が多く含まれています。
Meteorは、初めて使う人に対しての配慮が非常に行き届いている点も特徴です。
経緯
2016年1月時点で、Meteorは、GitHubにおいて「Ruby on Rails」のスター数を上回るスター数を獲得しています。
主な特徴
JavaScriptベースのクロスプラットフォーム
Meteorは、Web/iOS/Androidなどのプラットフォームを問わずに、「サーバのコード」も「クライアントのコード」も、JavaScriptで記述できるため、プロジェクト全体を単一の言語で統一できます。
迅速開発
Meteor開発チームが最も注力しているのは、「Webアプリケーション開発を素早く、低コストで行えるようにすること」です。その目的のために、全アーキテクチャが組み立てられています。
「UIを取り扱うための仕組み」や「MVCアーキテクチャの動作」は非常に洗練されています。一度Meteorの基本開発作法を掴めば、圧倒的速度で開発を行えます。
また、Meteorには、接続されたクライアントレスポンスアプリケーションを構築するための「ビルドツール」や「JavaScriptコミュニティからパッケージ化された一連のパッケージ」が含まれています。
クライアント側キャッシュ機能(サーバ/クライアント間のシームレス連携)
Meteorには「サーバ/クライアント間のシームレス連携」機能が組み込まれています。
Meteorのクライアントはそれぞれがサーバデータのキャッシュを保持しています。このキャッシュは、常にサーバ上のデータと同期させておくことが可能で、クライアントのキャッシュデータを参照/更新するだけでデータアクセスが完了できます。
「サーバ上のメソッドをクライアントから呼び出す」ことも可能です。
リアクティブView生成
Meteorでは、クライアントサイドで、リアクティブにViewを生成します。
Viewレンダリングの仕組みとして3つの選択肢があります。
①Meteor標準フレームワーク「Blaze」
②フロントエンドWebアプリケーションフレームワーク「Angular JS」
③JavaScriptライブラリ「React」
同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Angular JS」「Backbone.js」など。
オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
ライセンス情報
Meteorのライセンスは「MIT License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →meteor/LICENSE
ダウンロード
Meteorは、OS X/Windows/Linuxをサポートしています。
→Meteor →INSTALL
導入事例
参考元サイト
- Meteor
- Meteor Developers →Introduction
- Meteor →METEOR HOSTING
- gihyo.jp →体感!JavaScriptで超速アプリケーション開発 -Meteor完全解説 →第1回 Meteorをはじめよう
- M →大注目のフルスタックフレームワーク「Meteor」を試してみた (1)
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