概要
Azure Bot Serviceとは、AzureのサーバレスBOTサービスです。テンプレートを使用して迅速なBOT開発を行えます。
基本情報
プラットフォーム | Azure |
クラウドサービス名 | Azure Bot Service |
読み方 | アジュール ボット サービス |
略称 | --- |
基本説明
「Azure Bot Service」は、「Bot Framework」を「Azure Portal」上で利用できるようにしたサービスです。
BOT開発用統合環境で迅速なBOT開発が可能です。
「Azure Cognitive Services」との連携で、インテリジェンスなBOTを作成できます。
経緯
Microsoftは、2016年11月に、世界初のパブリッククラウド型BOTサービスとして「Azure Bot Service」をリリースしました。
主な特徴
BOTテンプレートによる高速開発
Azure Bot Serviceでは、4種類のテンプレートから選択してBOTの開発を行えます。テンプレートには基本的な機能が備わっているため、BOT開発を加速化できます。
テンプレート
・「基本」= ダイアログを使用してユーザ入力に応答するシンプルなBOT用
・「フォーム」=会話からユーザ要求情報を収集するBOT用
・「言語理解」=自然言語モデルを使用してユーザの意図を理解するBOT用
・「プロアクティブ」=ユーザにイベントなどのお知らせを行なうBOT用(Azure関数を使用)
インテリジェンス強化(Cognitive Services連携)
「Azure Cognitive Services」を連携させることで、BOTのインテリジェンスを強化でき、BOTが人間らしい振る舞いを行なうようにできます。
対応コミュニケーションサービス
各種コミュニケーションツールとの接続が可能です。
・Webサイト
・各種アプリ
・Office365メール
・Facebook Messenger
・Skype
・Slack
・Twilio など
開発ツール(言語)
「Azureエディタ(ブラウザ上)」や「Visual Studio」などで開発できます。
開発言語として「C#」または「Node.js」を使用できます。
動作チェック用の「チャットエミュレーター」も用意されています。
バージョン管理ツール連携
バージョン管理ツールとして「Visual Studio Team System」「GitHub」などを選択して利用できます。
コミットしたコードをAzureに自動デプロイできます。
サーバレス環境
BOTはサーバレス環境「Azure Functions」で実行され、必要に応じてオートスケールされます。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「Amazon Lex」など
参考元サイト
・Azure →Azure Bot Service
・Microsoft →Bot Framework →Azure Bot Service Overview
・kokoni →Microsoft TeamsにAzure Bot Serviceで作成したBotを追加してみる
・吉田の備忘録 →Azure Bot Service – 業界初のクラウド型BOT as a Serviceがリリース
・BEACHSIDE BLOG →Azure Bot Service の概要
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。