FOG Project(フォグプロジェクト)とはオープンソースのコンピュータイメージングソリューションです。「OSイメージング(クローニング)機能」および「ネットワーク管理機能」を備えています。
FOG Projectは、「Windows」「Mac OSX」「各種Linuxディストリビューション」などのデスクトップOSについて、「イメージング(クローニング)」や「デプロイ」を実行できるソリューションです。
FOG Projectを使用してコンピュータを安全にリモート管理できます。
FOG Projectは、3万人以上のユーザーからなる活気あるフォーラムコミュニティによって支えられています。
FOG Projectのライセンスは「GNU General Public License v3.0」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →FOGProject/fogproject →LICENSE
FOGサーバのインストールはLinuxを実行しているコンピュータでのみサポートされています。
「CentOS」や「Debian」などのサーバ向け長期サポートディストリビューションが推奨されていますが、他のディストリビューションでも使用できます。
→FOG Project →Getting FOG Project
FOG Projectは以下のOSをサポートしています。
・Windows---「XP」「Vista」「7」「8/8.1」「10」
・Linux
・Mac OS X
FOG Projectではブートディスクを使用せずにブートするために、ネットワークブート規格「PXE」を利用します。
「PXE(Preboot eXecution Environment)」は、インテルの策定したネットワークブート規格です。
ネットワークブートを利用することで「ストレージをもたないクライアントPC」や「ストレージに別のOSが導入されているクライアントPC」でも、サーバ上のOSイメージを使用して起動できます。
PXEによるネットワークブートには以下の環境が必要です。
・クライアント:PXE準拠のNIC(Network Interface Card)が搭載されていること
・サーバ:「PXEサーバ」および「DHCP(BOOTP)サーバ」が動作していること
FOG Projectを利用すると、対象PCは「PXE」経由で起動し、マシンイメージング用の小さなLinuxクライアントを自動的にダウンロードして実行します。
つまり、コンピュータをローカルハードディスクではなくネットワークサーバから起動できます。
FOG Projectには、クライアントカーネル(vanilla linux)に主要ネットワークドライバが組み込まれているため、多くの場合において、ネットワークドライバを別途用意する必要はありません。
FOG Projectは以下の仮想環境をサポートしています。
・Hyper-V
・KVM/QEMU
・OpenVZ
・LXC
・VirtualBox
・VMWare ESXi
・Xen/XenServer など
→FOG Project →FOGWiki →インストール →仮想化
参考元サイト
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