「NetCommons」基本情報
■概要
NetCommons(ネットコモンズ)とは、情報共有基盤用コミュニティウェアです。特に教育分野などで利用されています。
■基本説明
NetCommonsは、コミュニティウェアとして「ポータルサイト」+「会員制サイト」+「グループウェア」+「eラーニング」などの機能を統合した機能を提供します。
国立情報学研究所が開発しているもので、「機能の豊富さ」「統合性」「拡張性」などが高く評価されています。
■経緯
・2005年 NetCommons1.x系リリース
・2008年 NetCommons2.x系リリース
・2016年 NetCommons3.x系リリース
■ユースケース
NetCommonsは多様な用途で活用されています。
・小中高校での学校用Webサイト
・e-ラーニングサイト
・同窓会サイト
・学術系ポータルサイト---共同研究/学会活動
・NPO/NGO用サイト
・オフィス内グループウェア など
主な特徴
■次世代情報共有基盤研究開発プロジェクト「NetCommonsプロジェクト」
NetCommonsプロジェクトは、国立情報学研究所の社会公共貢献活動の一環に位置づけられた次世代情報共有基盤に関する研究開発プロジェクトです。
さまざまな公的補助を受けて運営されており、その開発には内外の研究者および技術者が参加しています。
ユーザーの声を集約し、それをフィードバックすることで、より多くの方々に使いやすいシステム作りを心がけています。
■ユーザーフレンドリー
主要なWebメールのようなユーザーインターフェースのように統一されており、ITに詳しくない初心者ユーザーでも、直感的に操作できる設計になっています。
■3タイプのスペース
NetCommonsは、3タイプのスペースを使い分けることで、さまざまな用途に対応できるようになっています。
ルーム
ルームは各スペース内に作成され、ルームに割り当てられたページ上に「掲示板」「ブログ」「共有キャビネット」「小テスト」「アンケート」「ToDo管理」などのポートレットを配置することで、「グループウェア」「e-ラーニングサイト」「ソーシャルネットワークサービス」など多様な目的のために活用できます。
外部配信向けポータルスペース「パブリック」
パブリックスペースは、一般向け配信機能として「お知らせ掲示板」「メルマガ配信」「広告」などに利用できます。
登録ユーザー以外でも誰でも閲覧できます。
個人用スペース「プライベート」
プライベートスペースは、各ユーザー用のプライベートスペースで、「ファイル保存」「予定表管理」「日誌作成」などを行えます。
情報共有スペース「コミュニティ」
コミュニティは、NetCommonsに参加しているメンバー同士で情報共有できるスペースです。
通常、複数のルームで構成され、ルームにはサブルームを設置できます。たとえば、「PTA役員ルーム」のサブルームとして「会議室予約」「広報委員会」「図書委員会」などを設置できます。
■管理スペース
管理スペースから、「会員管理」「ルーム管理」「スペース管理」「システム管理」などの各種設定を行えます。
主な機能
■プラグイン機能
NetCommonsはプラグインによる機能強化を行えます。
・配置プラグイン---アクセスカウンター、お知らせ、ブログ、メニュー
・管理プラグイン---サイト管理、プラグイン管理、会員管理
・単独プラグイン---認証、ユーザー
・機能プラグイン---カテゴリ機能、コメント機能、グループ機能 など
補足情報
■同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「WordPress」「Concrete5」など。
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
ライセンス情報
NetCommonsのライセンスは「FreeBSDライセンス」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →NetCommons3 →license.txt
ダウンロード
参考元サイト
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。