Maxima(マキシマ)とはコンピュータ代数システムです。
Maximaは「Mathematica」や「Maple」のような商用システムに匹敵するコンピュータ代数システムです。Lispで実装されています。
「正確な小数」「任意精度の整数」「可変精度の浮動小数点数」を使用して、高精度の数値結果を算出します。算出結果は二次元と三次元でデータをプロットできます。
Maximaは「ユーザーフレンドリーなフロントエンド」「オンラインマニュアル」「プロットコマンド」「数値ライブラリ」などで構成されています。
MaximaはMaximaプロジェクトを中心として開発が進められています。
・1982年:初版リリース
Maximaは、1960年代後半にマサチューセッツ工科大学で開発された伝説的なコンピュータ代数システム「Macsyma」の子孫です。
当時革命的であった「Macsyma」は、その後の「Mathematica」や「Maple」に大きな影響を与えています。
Maximaのライセンスは「the GNU General Public License(GPL)」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→Maxima
Maximaのソースコードは「Windows」「Linux」「MacOS X」を含む多くのシステムでコンパイルできます。
「Windows」および「Linux」用のプリコンパイル済みバイナリが提供されています。
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「SageMath」など。
Maximaは「正確な整数と小数」「ネイティブの浮動小数点」「高精度のビッグフロート」で計算できます。
特に「代数」「三角法」「微積分」など、記号演算に特化した数学的計算機能を提供します。
サイズの有理数はマシンのメモリによってのみ制限されます。
・微分
・積分
・テイラー級数
・ラプラス変換
・常微分方程式
・連立一次方程式
・多項式
・セット
・リスト
・ベクトル
・行列
・テンソル など
Maximaは「ALGOLのような構文」かつ「Lispのような意味を持つ」プログラミング言語を含んでいます。
基礎となるLispを呼び出すことができるため、プログラム的にアクセスして拡張できます。
Android版アプリ「Maxima on Android」がリリースされており、Google Playからダウンロードして利用できます。
「Maxima on Android」は、Androidオペレーティングシステムへの移植版で、多くのオープンソースソフトウェアを組み合わせて構築されています。Dropboxサポート機能などが追加されています。
最新のMaximaソースコードは、非常に小さな変更でAndroid上で動作できます。
→Google Play →Maxima on Android
参考元サイト
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