「Cloud IoT Core」基本情報
概要
Cloud IoT Coreとは、Google Cloud Platform上で、広範囲に分散したIoTデバイスの接続/管理/データ取り込みの管理を行うためのフルマネージドサービスです。
基本データ
プラットフォーム | Google Cloud Platform |
クラウドサービス名 | Cloud IoT Core |
読み方 | クラウド アイオーティー コア |
略称 | --- |
基本説明
Cloud IoT Coreは、「Google Cloud IoTプラットフォーム」のコアとなるサービスで、主にIoTデバイスの管理を行います。
主な特徴
単一のIoTグローバルシステムを構築
Cloud IoT Coreを使用すると、「セキュリティ」「インテリジェンス」「レスポンス」に優れたIoTデータパイプラインを構築し、分散IoTデータを集約する単一のグローバルシステムを構築できます。
端末マネージャ機能
端末マネージャは、セキュリティを維持したまま、個々のIoTデバイスを設定/管理できるように設計されています。
端末マネージャは、個々のIoTデバイスのIDを確立し、IoTデバイスが接続する場合の認証メカニズムも提供します。
IoTデバイスの各種情報(デバイス属性、最後に報告された状態など)をCloud IoT Core内に保持できるため、IoTデバイスがオフラインでも状態を参照できます。
管理はコンソールから実行でき、自動化も可能です。
端末認証
Cloud IoT Coreは、「Google Cloud Identity & Access Management(IAM)」での「役割レベルのアクセス制御」を使用して、IoTデバイスやユーザーアクセスを制御します。
Cloud IoT Coreのユーザー企業は、自らのデバイス鍵を用意し、自身の認証局(CA)を使用して署名しておくことで、Cloud IoT Coreの認証プロセスで該当鍵の署名を検証できるようになります。
この仕組みにより、ユーザー企業は、IoTデバイスをオフラインの状態でプロビジョニングしたうえで、CA証明書と公開鍵をCloud IoT Coreに登録するという使い方が可能になります。
プロトコルブリッジ(負荷分散)
プロトコルブリッジは、「プロトコルの接続エンドポイント機能」と「自動負荷分散機能」を提供します。
業界標準IoTプロトコル「MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)」によるセキュア接続をネイティブでサポートしています。
セキュリティ
エンドツーエンドのセキュリティを実現するために、「証明書に基づく認証」と「TLS 1.2」が採用されています。
ファームウェアアップデート
Cloud IoT CoreからIoTデバイスファームウェアアップデートを送信できます。
また、MQTTプロトコルにより、ファームウェアの変更を最小限に抑えられます。
スケーリング
Cloud IoT Coreを実行するGoogleのサーバレスインフラストラクチャは、リアルタイムの変化に応じて自動的にスケーリングします。
REST APIでの大規模展開
REST APIを使用して、大量のIoTデバイスに対する登録/デプロイ/運用などが可能です。
データ分析ツール連携
収集したデータ(IoTデータストリーム)について、Google Cloud Platformの各種データ分析サービスを利用して分析が可能です。
同様サービス
同様なサービスとして、次のようなものがあります。
AWS「AWS IoT」、Azure「Azure IoT Suite」など
オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
→Google Cloud Platform →Cloud IoT Core
参考元サイト
- Google Cloud Platform →CLOUD IOT CORE
- ZDNet Japan →「Google Cloud IoT Core」が公開ベータ版に--新機能も追加
- CIO →Google、フルマネージドIoTサービス「Cloud IoT Core」をパブリックベータに
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