OpenLDAP(オープンエルダップ)とは、ディレクトリサービスを提供するオープンソースLDAPサーバです。
OpenLDAPは、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)のオープンソース実装で、インターネットコミュニティによって開発されたディレクトリソフトウェアスイートです。
OpenLDAPは、サーバ間やシステム間で認証連携を行い、ユーザー情報データベースを統合管理してシングルサインオンを実現するための共通基盤となります。ディレクトリ情報の一元管理により、運用管理の作業負荷を大幅に削減し、セキュリティを強化できます。
「LDAP Ver.3準拠」「SASL認証対応」「複数LDAPサーバ間でのレプリケーション機能」「OpenSSLと組み合わせたTLS/SSL対応」など豊富な機能を持ちます。
OpenLDAPは、オープンソースLDAP開発を促進するための憲章を持つ非営利法人「OpenLDAP Foundation」が中心となり開発されています。
→OpenLDAP →The OpenLDAP Foundation Overview
OpenLDAP Projectは1998年にKurt Zeilenga氏が創始したもので、OpenLDAPソフトウェアはミシガン大学による以前の研究に基づいています。
→ミシガン大学 →Lightweight Directory Access Protocol
→OpenLDAP(OpenLDAP, Main Page)
OpenLDAPのライセンスは「The OpenLDAP Public License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →openldap/openldap →LICENSE
OpenLDAPは「UNIX系」「Linux」「Windows」「macOS」などで動作します。
いくつかのLinuxディストリビューションではOpenLDAPでLDAPをサポートしています。
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「389 Directory Server」「Apache Directory Server」「OpenDJ」など。
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