OSS×クラウド最新TOPICS 2013年11月5日 07:00
Jenkinsとは何か?
「Jenkins」というツールをご存じだろうか? 情報に敏感な読者であれば「継続的インテグレーション(CI)」という言葉とともにネット上で一度や二度は見たことがあるかもしれない。しかしながら「継続的インテグレーション」という言葉の難解さや「Javaで作成されている」という点で、われわれRubyプログラマーにとっては敷居が高く感じられ、導入を見送った方もいるのではないだろうか。
本連載がそんな方々にJenkinsを使うきっかけになれば幸いだ。本連載では、Rubyプログラマーに向けて、Jenkinsの使い方を基礎から説明する。
継続的インテグレーション
例えばRails(Ruby on Rails)でWebアプリケーションを開発し、リリースすることを考えてみてほしい。
プログラミング
テストの実行
リファクタリング
デプロイ
「一度作ったWebサービスは二度といじらない」……そんなサービスはあり得ないはずだ。大抵の場合、1~4を何度か繰り返すこととなる。この繰り返しのことを「継続的インテグレーション」と言い、「Jenkins」はそれを手助けするためのツールなのだ。導入することで次のようなメリットがある。
テストの自動化
デプロイの自動化
各種タイミングでの通知
私のプロジェクトは小規模なので必要ない?
答えはNOだ。要望対応やバグ対応でプロダクトコードは毎日のように肥大化しているはずだ。加えてWebサービスが使用する関連アプリケーションの再起動など、デプロイ時の作業もより複雑になっていくだろう。できればプロジェクトの開始と同時にJenkinsを導入するべきだが、ソースコードが小規模なうちになるべく早く導入しよう。
インストール
本稿では、Mac OS Xデベロッパー向けと、Linuxデベロッパー向けに解説する。まずはMac向けについて説明しよう。Linuxユーザーの場合は、「Linuxの場合」まで読み飛ばしてよい。
Mac OS Xの場合
Mac OS Xの代表的なパッケージマネージャーとして「homebrew」が挙げられる。そこでMacユーザーはhomebrewを使ってJenkinsをインストールしてみよう。
1XCodeのインストール
homebrewのインストールにはXCodeに付属するコマンドラインツールが必要だ。そこでまずはXCodeをApp Store(次の画面を参照)からインストールする。
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