【OSS】フォグコンピューティングネットワークシミュレータ「iFogSim」

【OSS】フォグコンピューティングネットワークシミュレータ「iFogSim」

OSS×クラウド最新TOPICS 2018年12月28日 10:49

【OSS】フォグコンピューティングネットワークシミュレータ「iFogSim」

iFogSimは、フォグコンピューティングのモデリングとシミュレーションを可能にし、さまざまなシナリオでエッジリソースとクラウドリソースにまたがるリソース管理機能とスケジューリングポリシー評価機能を提供する。

「フォグコンピューティング」とは

フォグコンピューティングは、クラウドコンピューティングをエンドユーザーの管理領域に近づけることを目的としてシスコによって開始された。

高速アクセス性

フォグコンピューティングにより、ユーザーはインターネットに依存せずにサービスやオブジェクトにアクセスできる。

アクセスするユーザーに近い場所でサービスを提供できるため、クラウドコンピューティングベースの配信と比較してアクセス速度が非常に速くなるメリットがある。

フォグベースネットワークの研究分野

・セキュリティ、プライバシー、完全性
・信頼モデルと認証
・データ集約とアクセス制御
・ネットワークのハンドオーバの改善
・モバイルフォグコンピューティング
・エネルギー最適化と資源管理
・IoTマイクロサービス
・体感品質(QoE)
・スマートグリッドアーキテクチャ
・フォグネットワーキングでのオフロード
・マイグレーションモデリング
・機械学習およびディープラーニングとの統合
・仮想化対応フォグ
・地理空間データ分析 など

「iFogSim」とは

iFogSimは「フォグコンピューティング」「エッジコンピューティング」「IoT」用のネットワークをモデル化およびシミュレーションできる高性能オープンソースツールキット。

https://github.com/Cloudslab/iFogSim

「CloudSim」との連携動作

iFogSimは、クラウドベース環境のシミュレーションとリソース管理のために広く使用されているライブラリ「CloudSim」と連携して動作する。

CloudSimレイヤーは、iFogSimを使用してフォグコンピューティングのコンポーネント間のイベントを処理する。

iFogSimのクラス

iFogSimは研究領域ごとにさらにカスタマイズできるリソース管理技術を統合している。

フォグネットワークをシミュレートするために必要なiFogSimのクラスとして以下のものが提供されている。
・フォグ装置
・センサー
・アクチュエータ
・タプル
・応用
・監視エッジ
・資源管理サービス など

以上、下記URLからの要約
https://opensourceforu.com/2018/12/ifogsim-an-open-source-simulator-for-edge-computing-fog-computing-and-iot/

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

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