Samba 4によるWindowsネットワーク[インストール編]第3回Samba4をドメインコントローラーとして動作させる

第3回は、Samba 4をドメインコントローラーとしてActive Directoryを構築する方法、ファイルサーバー／DNSサーバー／認証サーバーとして正常に稼働しているかを確認する方法について説明する。 インストールが終わったら、Samba 4をドメインコントローラーとして動作させる設定を実施する。ドメインコントローラーとして設定するには、サーバーに固定のIPアドレスが割り当てる必要がある。あらかじめ、Samba 4サーバーに対して固定のIPアドレスを割り当てておく。そして、「samba-tool」コマンドを実行して、Samba 4によるドメインコントローラーを構築する。

　ここでは、「Samba4dom.jp」という名称のドメインを構築するものとの前提で話を進める。コマンドラインで、図3に示すように、「domain provision」オプションを指定してsamba-toolコマンドを実行する。実行時パラメーターの「--interactive」を利用し、ドメインコントローラーの構成に必要な情報を対話形式で入力する。このパラメーターを省略した場合には、一連の情報を「domain provision」オプションに対する引数として入力する必要がある。