Ubuntu Weekly Recipe:第301回 Ubuntuでハイレゾ音源を扱う

Ubuntu Weekly Recipe:第301回 Ubuntuでハイレゾ音源を扱う

OSS×クラウド最新TOPICS 2013年12月17日 10:19

Ubuntu Weekly Recipe:第301回 Ubuntuでハイレゾ音源を扱う

ハイレゾ音源とは

最近ハイレゾ(Hi Resolution)音源という言葉をよく耳にするようになりました。おそらくきっかけになったのはウォークマンの最新モデルがハイレゾ音源に対応し,同時に音楽配信サイトmoraでハイレゾ音源の配信を開始するというニュースでしょう。

そもそもハイレゾ音源とは何でしょうか。明確な定義はないようですが,CDよりも情報量の多い音源のことを指すようです。「CDよりも情報量が多い」だとなんのことだかわかりにくいので,音ではなくディスプレイで例えてみましょう。

ディスプレイの表示は,解像度と色深度で決定されます。とはいえ昨今は色深度は気にしなくなりましたが,昔だと1,024×768ドット(解像度)の16ビットカラー(65,536色)とか24ビットカラー(16,777,216色)とかがありました。これはディスプレイというアナログ表示をデジタルで処理する場合に必要なルールです。音もまったく同じで,アナログの音をデジタルに変換する必要があり,そのルールがCDだと44.1kHzの16ビットで行われます。44.1kHzは1秒間に44,100回,16ビットの深度でデジタル化(サンプリング)しています。ディスプレイだと横×縦で解像度を表現しますが,音の場合はサンプリングする間隔(サンプリング周波数)になります。「色深度」という言葉はあっても「音深度」という言葉がないのでわかりにくいですが(注1),ディスプレイでの例えを見ればわかるとおりビット数が多いほうがより精度が高いということになります。

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