Samba 4によるWindowsネットワーク構築:第4回 Samba 4でのシステム構成例

Samba 4によるWindowsネットワーク構築:第4回 Samba 4でのシステム構成例

OSS×クラウド最新TOPICS 2013年11月11日 07:04

Samba 4によるWindowsネットワーク構築:第4回 Samba 4でのシステム構成例

Samba 4はADのDCとして振る舞える。では、具体的にどのようなシステム構成を取れるのかを具体的に見ていこう。

 なお、以下のケースでは、すべて管理範囲が1フォレストに1ドメインであることを前提にしている。多くの場合、1つの会社(あるいは1つの団体)がADドメインを構築するときに、ドメインを複数にする必要はないだろう*1

*1 ドメインが複数必要になる代表例は、カンパニー制を敷いていて、1つの親会社が複数のグループ会社を管理しているケース。この場合も通常はフォレストが1つで、そのフォレスト内に複数のドメイン、あるいはドメインツリーがぶら下がる形になる。複数のフォレストが互いに信頼関係を結ぶ必要があるのは、全く別の会社同士で事業連携をするといった場合だろう。
(1)Samba4サーバー1台だけの構成

 Samba 4サーバーを1台だけ使用した構成すると、サーバーマシンが1台しか存在しないので、サーバーに障害が起こるとドメインに参加しているクライアントからログオンができなくなる。本番環境での運用には向かない。

 メリットは、サーバーマシンが1台で済むこと。クライアント機が少なく、ログオンできなったとしても代替手段を用意できるスモールオフィス向けだろう。

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