OSS×クラウド最新TOPICS 2013年11月3日 22:30
今回は,Ubuntu 13.10で大幅に変更された日本語入力の設定方法について解説します。
変更点の概要
Ubuntu 13.04から13.10の間に,多言語入力(ここでは日本語だけを取り扱うので日本語入力とします)に関して大きな変更がありました。まず,IBusが1.5にバージョンアップされました。通常バージョンアップによって機能は増えるものなのですが,IBusでは逆でかなり減っています。これは1.5からGNOME(注1)との統合(同時に使用されること)が前提になったことによる影響と思われます。それに伴い,Ubuntuでも13.10からIBusとGNOMEが統合された状態で使用できるようになりました(注2)。また,IBus 1.4までではUnityのインジケータにIBusのアイコンが表示できるようにパッチが適用されていましたが,これは1.5からはなくなりました。その代わりに,indicator-keyboardという専用のインジケータが用意されました。ツールバー(言語パネル)もよく使用されていたのではないかと思いますが,これもなくなりました。
IBus 1.5の仕様変更に伴い,IBusのオン/オフという概念がなくなり,常時起動になりました。そして,さまざまなキーボードや変換エンジンなどをSuper(注3)+spaceで切り替えるようになりました。いわゆる半角と全角の切り替えは,半角/全角キーで行うようになりましたが,今までは半角と全角の切り替えを使用せず,IBusのオン/オフをもって半角と全角を切り替えているユーザが多数存在する,ということが筆者の観測から明らかになりました。
すなわち,感覚的にはこれまで半角/全角キーで半角と全角の入力を切り替えていたのが,Super+spaceに変更されただけということです。これはWindows 8での挙動と同じであり,また初回ログイン時にその旨の通知が表示されるので,なんとか理解できなくもないのでは,と思います。
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