OSS×クラウド最新TOPICS 2019年3月18日 09:55
米国国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は、ハッキングに影響されない安全な投票システムの設計および構築を開始した。
DARPAは、投票システムが完全に検証可能で透明な結果を生み出すように設計され、投票者が自分の投票が正確に記録されたかどうかを確認できるようにすることを約束している。
基本システム設計はオレゴンに拠点を置く技術会社Galoisによって行われる。この投票システムについて『現在ほとんどの投票機で使用されているプロプライエタリなソフトウェアではなく、完全にオープンソースの投票ソフトウェアとして動作する』としている。
それは昨年開発されたDARPA自身の安全な設計と技術から作られたオープンソースハードウェア上に構築される予定。
プロジェクトを監督しているDARPAのMicrosystems Technology OfficeのプログラムマネージャLinton Salmon氏は『これをオープンな方法で検討し、それを批判し、問題を発見できる人がたくさんいるようなものが欲しい』と付け加えている。
DARPAとGaloisは、ソフトウェアソースコードを公開し、この夏にシステムのプロトタイプをリリースする予定としている。
彼らは『ハッカーや研究者がシステム自体を調べ、それらのセキュリティを評価するために侵入テストを実施できるようにするためである』と述べている。
DARPAとGaloisは来年にかけて多くの大学チームと協力して正式なテスト環境でシステム調査を実施していく。
以上、下記URLからの要約
https://opensourceforu.com/2019/03/darpa-to-build-an-unhackable-open-source-voting-system/
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「ElectionGuard」とは 「ElectionGuard」は、投票の「安全性」「透明性」「アクセス性」を向上させるオープンソースソフトウェア開発キット(SDK)。 GitHubで「MITライセンス」によりリリースされている。
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