「Xen Project Hypervisor」の主な特徴として、「XenProject」「マイクロカーネル設計」「多くのOSに対応」「ドライバ分離」「準仮想化モデル」「オープンガバナンス開発」「XENProjectベースのプロダクト例」について紹介。

「Xen Project Hypervisor」の主な特徴

「Xen Project Hypervisor」の主な特徴として、「XenProject」「マイクロカーネル設計」「多くのOSに対応」「ドライバ分離」「準仮想化モデル」「オープンガバナンス開発」「XENProjectベースのプロダクト例」について紹介。

XenProject

「Xen Project Hypervisor」は、LinuxFoundationプロジェクトの1つである「XenProject」の主要プロダクトです。

「XenProject」はさまざまな商用およびオープンソースアプリケーションでの仮想化の推進に重点を置くプロジェクトです。

→xenproject.org

マイクロカーネル設計

「Xen Project Hypervisor」は、マイクロカーネル設計を使用しており、メモリフットプリントが小さく(約1MB)、ゲストへのインターフェースが制限されているため、他のハイパーバイザーよりも堅牢かつ安全に利用できます。

多くのOSに対応

「Xen Project Hypervisor」は、メインコントロールスタック(別名:ドメイン0)としてLinuxを使用して実行されます。

ただし「NetBSD」や「OpenSolaris」など、他の多くのオペレーティングシステムを代わりに使用できます。

ドライバ分離

「Xen Project Hypervisor」には、「システムのメインデバイスドライバを仮想マシン内で実行できる機能」が搭載されています。

そのため、「ドライバクラッシュ」「ドライバ侵害」などによって障害が発生した場合には、ドライバを含む仮想マシンを再起動して、システムの他の部分に影響を与えることなくドライバを再起動できます。

準仮想化モデル

準仮想化モデルは、仮想マシン環境を実現するために適切な仮想ハードウェアを再定義します。

この実装手法はエミュレーションのオーバーヘッドを最小限に抑えることができるため、高速な動作が可能です。

オープンガバナンス開発

「Xen Project Hypervisor」は、「個人」「研究者」「企業従業員」などの世界的なコミュニティによって開発されており、「オープン性」「透明性」「能力主義」に基づいたXen ProjectGovernanceプロセスに従います。

XENProjectベースのプロダクト例

■Linuxディストリビューション

最新の「Xen Project Hypervisor」バイナリは、オープンソース(商用)のほとんどのLinux(Unix)ディストリビューションからパッケージとして入手できます。

■商用サーバ仮想化製品

・Citrix Hypervisor(旧:XenServer)
・Oracle VM for x86 など

■組み込みXenディストリビューション

・Crucible Hypervisor
・Virtuosity(旧:XZD)
・Xen Zynq など

■Xenベースのセキュリティプロダクト

・Bitdefender HVI
・Magrana Server
・OpenXT
・Qubes OS など

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