「Apache Webサーバ」「MariaDB」「PHP」「Perl」などの開発用ソフトウェアを個別にインストールする作業は、かなりの時間を要します。
XAMPPは「開発者がApacheの世界に入り込むためのインストールを簡単にできるようにすること」を開発目標としています。
XAMPPをインストールするだけで、関連ソフトウェア群が一括インストールされ、開発者がテストおよびデプロイメントの目的でローカルWebサーバを簡単に構築できます。Webサーバを構成するさまざまなコンポーネント設定はほとんど必要ありません。
開発者にとって便利なように、XAMPPでは、すべての機能がONに設定されています。
主として開発用もしくは学習用として利用されますが、イントラネットなどにおいて実運用環境として使われることもあります。
XAMPPは、Webサイトデザイナーやプログラマーがインターネットにアクセスすることなく自分のコンピュータで開発することを前提として、開発ツールとしてのみ使用することを意図されて設計されています。
そのため、できるだけシンプルにするために、多くの重要なセキュリティ機能がデフォルトで無効になっています。
XAMPPは、「zip」「tar」「7z」「exe」ファイルとして1つにパッケージングされています。
実働しているWebサーバの多くはXAMPPと同様なコンポーネントを使用しているため、ローカルのテストサーバからライブサーバへの移行も簡単に行えます。
自己完結型の複数のXAMPPインスタンスが単一のコンピュータ上に存在でき、任意インスタンスについて、あるコンピュータから別のコンピュータにコピーできます。
XAMPPは「MariaDB」と「SQLite」のデータベースの作成と操作をサポートしています。
XAMPPは、主要ソフトウェアである「Apache」「MariaDB」「PHP」「Perl」の最新リリースに合わせて定期的に更新されています。
また、「OpenSSL」「phpMyAdmin」「MediaWiki」「Joomla」「WordPress」などの他の多くのモジュールが付属しています。
XAMPPに含まれている各ソフトウェアは最新版ではない場合があります。
そのため、セキュリティ面から個別のバージョンアップが必要になる場合があります。
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