「WinSCP」の主な機能として、「ファイル転送」「リモートエディタ機能」「ディレクトリキャッシュ機能」「タスク自動化機能」「作業状態の保存/復元機能」「ロギング機能」について紹介します。

「WinSCP」の主な機能

「WinSCP」の主な機能として、「ファイル転送」「リモートエディタ機能」「ディレクトリキャッシュ機能」「タスク自動化機能」「作業状態の保存/復元機能」「ロギング機能」について紹介します。

■関連する比較ページ

「WinSCP」の主な機能

■ファイル転送

転送モード

WinSCPは「テキスト転送モード」と「バイナリ転送モード」を選択してファイル転送を行えます。

バックグラウンド転送機能

WinSCPは、デフォルトではファイルを「フォアグラウンド転送」します。この方法では、サーバへの接続は常に1つしか使用できずに、転送処理中のWinSCPを他のタスクに使用することはできません。

「バックグラウンド転送」を有効化すると、バックグラウンドで転送を実行するようになり、ファイル転送処理を追加すると転送キューの最後に追加されます。

転送再開機能

・SFTP/FTPプロトコルの場合:ファイル転送の再開を行えます。
・SCP/WebDAVプロトコルの場合:再開はサポートされていません。
・S3プロトコルの場合:失われたセッションを再接続することで再開できます。

タイムスタンプ修正同期

サマータイムに対応したタイムスタンプの修正同期を行えます。

■リモートエディタ機能

WinSCPはリモートエディタとして機能できます。

ローカルPCでリモートディレクトリのファイルを開くと、そのファイルはローカルPCに転送され、ファイル拡張子に基づくエディタで編集できます。

ファイルを編集して保存するたびに、リモートディレクトリのファイルが自動的に更新されます。

■ディレクトリキャッシュ機能

WinSCPはディレクトリコンテンツのキャッシュをサポートしています。キャッシングはセッションごとに構成されます。

キャッシュ①「リモートディレクトリファイルリスト」

リモートディレクトリのファイルリストが保存されます。キャッシュはデフォルトで有効になっています。

キャッシュ②「ディレクトリ変更情報」

「特定ディレクトリ」「正規パスの存在」など、ディレクトリ変更に利用する情報が格納されます。キャッシュはデフォルトで有効になっています。

即時表示

両方のキャッシュが有効になっている場合、アクセスしたことがあるリモートディレクトリを開くと、リモートサーバとのデータ交換せずにキャッシュ情報が表示されます。

■タスク自動化機能

スクリプトインターフェース

WinSCPは、「ファイル転送」「ファイル同期」「その他の操作」などの多くの操作を自動化するために使用できるスクリプトインターフェースを提供します。

→WinSCP →Documentation →Automate file transfers (or synchronization) to FTP server or SFTP server

コマンド

処理自動化用のコマンドが実装されています。
・mkdir---ディレクトリ作成
・put---ファイルアップロード
・get---ファイルダウンロード
・mv---ファイル移動/リネーム など

→WinSCP →Documentation →Scripting and Task Automation →Commands

WinSCP .NET

WinSCP .NETアセンブリ「winscpnet.dll」は、WinSCPのスクリプトインターフェースを包む.NETラッパーです。主要プログラミング言語で、リモートマシンに接続しリモートファイルを操作する処理を記述できます。

スクリプトインターフェースのみでは記述しにくい「条件付き処理」「ループ処理」「各種制御構造」などが必要な高度な自動化タスクを記述できます。

サポートする主な言語
・JScript
・VBScript
・VBA(Visual Basic for Applications)
・C#
・Perl
・Python など

→WinSCP →Documentation →WinSCP .NET Assembly and COM Library

■作業状態の保存/復元機能

WinSCPは、「ワークスペース」として作業領域全体を保存して復元できます。

ワークスペースは接続しているサーバとのセットとして構成されるため、対象サーバを開くと、対象サーバ用のワークスペースが復元されます。

■ロギング機能

WinSCPでは、XML形式でのログ出力を行えます。

ログには、セッション上でWinSCPによって実行された操作が記述されます。

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

WinSCP最新TOPICS

【OSS】FTPクライアントソフト「WinSCP v5.13」リリース---クラウドストレージ「Amazon Simple Storage Service(S3)」プロトコルをサポート(2018年02月21日 20:03)

2月19日、 FTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP v5.13」が公開された。 【WinSCPとは】 Windows用FTPクライアントアプリケーション https://www.ossnews.jp/oss_info/WinSCP 【v5.13のポイント】 ・クラウドストレージ「Amazon Simple Storage Service(S3)」プロトコルを...

WinSCP最新CLOSEUPコラム

イベント情報

セミナー講演資料

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

暗号通貨 NEM 共同創業者が仕掛ける、スマートコントラクト基盤「TomoChain」とは?

人材不足を克服しビジネスを拡大させた、住宅メーカーの事例 ~ベトナム人材の活用(オフショア開発/採用支援/現地法人設立)~

運用確認用テストセミナー

  • オープソース書籍(サイド)
  • OSSNEWSに広告を掲載しませんか?

facebook

twitter