Terraformは、インフラストラクチャをコードとして定義することで、オペレータの生産性と透明性を高めます。
Terraformの構成ファイルは、オペレータチームで共有して共同作業を実施できます。
インフラストラクチャバージョンの完全な履歴を追跡できます。
インフラをコード体系化できることで、自動化を促進できます。
Terraformは、オペレータが安全かつ予測可能な状態でインフラストラクチャを計画し変更できます。
Terraformの計画ステップでは「どのように処理を行うか?」を定義した「実行計画」が作成されます。
Terraformは、実行計画の概念を使用して計画と実行を分離することで、規模の誤りや不確実性を減少させ、想定外の挙動を防止できます。
計画に変更を加える場合、小さな変更に思えても、インフラストラクチャ全体に潜在的な連鎖的影響を与える可能性があります。
Terraformはコード定義が与えられると、リソース間の関係を示すグラフを作成し、このグラフをたどって「計画生成」や「状態更新」などを行います。
オペレーターは「依存関係」や「影響範囲算出」を把握できます。
依存関係を把握したTerraformは、依存関係がないリソースに対して並列処理を実行することで、インフラストラクチャをできる限り効率的に構築します。
Terraformは、複数プラットフォームに対して統一的な手法でプロビジョニングを実施できます。
前述の実行計画とリソースグラフを使用することで、「どのような順序でどの部分がどのように変更されるのか?」について正確に把握できるため、多くの人的エラーを回避できます。
複雑な変更でも、最小限の人的操作でインフラストラクチャに適用できます。
他の構成管理ツールなどでは、計画段階と実行段階が組み合わされているため、オペレーターは変更の影響について推論することを強いられるケースがあります。
Terraformでは、事前に何が起こるのかを正確に把握できるため、オペレーターは自信を持って変更を適用できます。
Terraformを使用すると、高レベルのシステムプロバイダを簡単に組み合わせることが可能です。
Terraformは、単一のプロバイダ内に存在するサブセットのみではなく、インフラストラクチャ全体をそのサポートサービスで表現および管理できます。
各プラットフォームおよびサービスに対して、オペレータが独立した相互運用不可能なツールを使用する必要がなく、単一の統一された構文が提供されます。
以下のように、他のリソースの属性を使用して、複数のプロバイダにわたるリソースで構成されるインフラストラクチャを作成できます。
あるクラウドプロバイダからサーバを起動し、そのIPを持つDNSエントリを別のプロバイダに追加する。
AWSとOpenStackのクラスタを同時に編成しながら、CloudflareやDNSimpleなどのサードパーティプロバイダを統合してCDNおよびDNSサービスを提供する。
構成ファイルを再利用して、複数の場所で同一のインフラストラクチャを構築できます。
Terraform構成はモジュールとしてパッケージ化し、チームや組織全体で使用できます。
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