「Qt」の主な特徴として、「開発フレームワーク」「クロスプラットフォーム開発環境」「C++パフォーマンス」について紹介。

「Qt」の主な特徴

「Qt」の主な特徴として、「開発フレームワーク」「クロスプラットフォーム開発環境」「C++パフォーマンス」について紹介。

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開発フレームワーク

Qtは、クロスプラットフォームおよびクロスコンパイルのサポートを提供する「Qt統合開発環境」の他にも、開発ライフサイクル全体を通して価値のあるツールを備えた完全な開発フレームワークを提供します。

成熟し包括的で直感的に利用できる一連のAPIにより、開発生産性を大幅に向上できます。

クロスプラットフォーム開発環境

■概要

Qtを使用すると、プラットフォームに依存しないコードを記述できます。

Qtはさまざまな32ビットおよび64ビットプラットフォームをサポートしており、「GCC」「ベンダー提供のコンパイラ」「サードパーティのコンパイラ」などを使用して各プラットフォームでビルドできます。

GUIアプリケーションを一度作成すればソースコードを書き直すことなく「デスクトップOS」「モバイルOS」「組み込みOS」など、あらゆるオペレーティングシステムやハードウェアに展開できます。

プラットフォーム固有の機能を使用してシステムライブラリと統合できるソリューションも提供しています。

→Qt →Qt Documentation →Supported Platforms

■ウィンドウシステム統合

Qtは「QPA(Qt Platform Abstraction)」を使用して、ターゲットプラットフォームのウィンドウシステムと統合します。

QPAは、Qtを該当プラットフォームに簡単かつ迅速に移植できるウィンドウシステムの抽象化機能を提供します。

Qtは「Waylandプロトコル」を利用することで、組み込みハードウェア上の軽量ウィンドウシステムと統合して、マルチプロセスグラフィカルユーザーインターフェースをサポートできます。

■サポートプラットフォーム

デスクトッププラットフォーム

・Linux/X11
・macOS
・Windows

モバイルプラットフォーム

・Android
・iOS/tvOS/watchOS
・WinRT

組み込みプラットフォーム

組み込みプラットフォーム用Qt開発フレームワーク「Qt for Device Creation(商用製品)」を利用することで、「組み込みLinux」「QNX」「INTEGRITY」「VxWorks」などの組み込みプラットフォームに展開できます。

→Qt →Qt Documentation →Qt 5.13.0 for Device Creation

C++パフォーマンス

QtのC++アプローチにより、ネイティブパフォーマンスレベルの高速動作を実現できます。

■C++言語の特徴

C++言語はハイパフォーマンスを特徴とするプログラミング言語で、「例外処理」「関数オーバーロード」「ハードウェアへの直接アクセス」などの機能を提供します。

ハイパフォーマンス性能により「GUIアプリケーション」「ゲームの3Dグラフィックス」「リアルタイム数学シミュレーション」など、特に高速処理が必要なアプリケーションにも対応できます。

また、C++は移植性が高いため、マルチデバイス(マルチプラットフォーム)アプリ開発に適しています。

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