Python(パイソン)とは、パワフルなオープンソースプログラミング言語です。インタプリタ、動的型付け、純粋オブジェクト指向、インデント強制ルールなどの特徴を持つスクリプト言語です。
Pythonは、汎用の高水準プログラミング言語として設計されています。
Pythonは、その言語発展経緯/文法上特徴から、初心者にも扱いやすいシンプルな言語と言われています。可読性に優れています。
さまざまな領域に対応する大規模な標準ライブラリを提供しています。ライブラリと一体となったPythonは、単なる言語ではなく、フレームワークレベルの力を持っています。
豊富なライブラリにより、Webアプリ/GUIアプリの作成も可能です。また、理工学、統計解析など、幅広い領域で使用されています。
「Perl」や「Ruby」に比べて大規模プログラムを作りやすいという利点があります。小さなスクリプトを大きなプログラムに拡張しやすいという特徴もあります。
Pythonは、複数のプログラミングパラダイムに対応しています。オブジェクト指向型、命令型、手続き型、関数型などのスタイルでコーディングできます。
Pythonは、オランダ人の「Guido van Rossum」氏が開発しました。
「Python」の名前は、イギリスのテレビ局BBCが製作したコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』に由来しています。
「Python」を直訳した「ニシキヘビ」が、Python言語のマスコット/アイコンとして使われています。
Pythonのライセンスは「Python Software Foundation License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→Python →History and License
GoogleやFacebookで使われているという実績があります。YoutubeやDropboxもPythonで記述されています。開発者からの人気は高く、世界レベルでランキング上位にあり、幅広く利用されています。
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Ruby」「PHP」「Perl」など。
Pythonはスクリプト言語であり、コンパイルを必要としないプログラミング言語です。「軽量プログラミング言語」ともいわれ、記述が容易、コンパイル不要などの特徴があります。
一方、実行速度に難があるとされることもあります。
Pythonは、高度に最適化されたバイトコードコンパイラ/ライブラリにより、多くのアプリケーションで十分な速度で実行することができます。
Pythonは、Java/.NETなどの、他のフレームワークオブジェクトと組み合わせることができます。
C/C++で拡張モジュールを作成したり、既存のコードをSWIGやBoost.Pythonを使ってラップして使用することができます。
Pythonは、Javaのように「 { 」(中カッコ)は使用しません。Rubyのように「end」も使用しません。
Python独特な大きな特徴として、「インデント(字下げ)強制ルール」があります。コーディングルールとして、ブロック構造はインデントで表現します。
コーディング自由度が制限されるため、誰が書いても同じようなコードになります。簡潔に、より少ないコード行数でプログラムを表現でき、とてもクリーンで読みやすいコードになります。
Windows、Linux/Unix、MacOSなど多くのメジャーなOSで動作させることができます。
ドキュメントが豊富に存在しています。
「pip」とは、Pythonで書かれたパッケージソフトウェア管理システムです。また、PyPI(Python Package Index)というリポジトリがあり、非常に多くのライブラリ(パッケージ)が登録されています。
Pythonのバージョンは、旧型「2.x系」と新型「3.0系」があります。後方互換性は保証されていません。
・多くの基本的な機能は標準搭載
・広範囲に及ぶ標準ライブラリとサードパーティモジュール
・完全なモジュール化サポート(パッケージ階層化もサポート)
・アプリケーションに組み込んでスクリプトインタフェースとして利用することが可能
・マルチパラダイム
・動的型付け
・関数型言語
・直感的なオブジェクト指向
・WSGI(Web Server Gateway Interface)によるインターフェース統一化
・インタラクティブシェル
・ガベージコレクション
・例外ベースのエラーハンドリング
・ドキュメンテーションスクリプト機能
・過去のプログラム言語の便利な考え方を多数取り入れている
・科学演算や機械学習で利用可能なライブラリが多数用意されている など
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