OpenStackは、複数のコンポーネントで構成されており、各コンポーネントが特定の機能を提供しています。
各コンポーネントは結合/切り離しが可能なように、それぞれが独立しているモジュール構造となっているため、利用者は利用目的に応じて必要なコンポーネントのみを自由に組み合わせてニーズに合ったクラウド環境を構築できます。
コンポーネント間は「HTTPベースのREST API」「AMQP(Advanced Message Queuing Protocol)」などを使用する非同期通信で相互に接続し、分散型協調動作を行います。
OpenStackには50以上のプロジェクト(コンポーネント)が存在しているため、どのコンポーネントを利用すればよいのかについての選択は難しい点がありますが、必要とするベストなクラウド環境を構築しやすいというメリットでもあります。
OpenStack Foundationは、次の6つを「OpenStackの中核を成すコアコンポーネント」に位置付け、開発リソースを多く配分する体制を採っています。
①仮想マシンインスタンス起動コンポーネント「Nova」
②分散オブジェクトストレージコンポーネント「Swift」
③ネットワーク管理コンポーネント「Neutron」
④ゲストOS管理コンポーネント「Glance」
⑤認証コンポーネント「Keystone」
⑥ブロックデバイス管理コンポーネント「Cinder」
オフィシャルサイトで、全コンポーネントについて確認できます。
主要なオープンソースストレージソリューションを紹介。 ①Alluxio Alluxio(旧名:Tachyon)はメモリ速度の仮想分散ストレージを提供する。 →alluxio.io...
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