「Oracle JDK」は Oracle社によって開発されています。
「OpenJDK」は、「Oracle」「OpenJDK」「Javaコミュニティ」などが中心となる「OpenJDK開発コミュニティ」って開発しています。
また、次のグローバル企業も開発に積極的に参加しています。
・Red Hat
・Azul Systems
・IBM
・Apple Inc.
・SAP AG など
Oracle JDKは「Oracle Binary Code License Agreement」で商用ライセンスされています。
2019年1月以降、「Oracle JDKソフトウェアアップデート」を入手するためには、Oracle社から商用ライセンスを購入する必要があるとされています。
→oracle.com →java →technologies →Oracle Java SE Support Roadmap(Updated April 2, 2021)
Oracle社は『商用ライセンスなしで商業本番環境での使用はできないだろう』と発表しています。
>新しいライセンスでは、個人使用や開発使用などの特定の使用が無料で許可されますが、
>以前のOracle Javaライセンスで許可されたその他の使用は利用できなくなる可能性があります。
→java.com →download →release_notice →Oracle Java SE 8 Release Updates
OpenJDKは、一部の連結用コンポーネント部分を除き、「GNU一般公衆利用許諾契約書(GNU GPL Ver2)」でライセンスされています。
つまり、OpenJDKは「完全なオープンソースJava」として、自由に無料で使用できます。
OpenJDKは、まったく制限なく商用ソフトウェアプロジェクトで使用できます。
この点で、「OpenJDK」は「Oracle JDKの優れた代替製品」になり得ます。
以前は、「Android Studio」や「IntelliJ IDEA」などの開発ツールで「Oracle JDK」が好まれて使用されていました。
最近では、主要な開発ツールで、「Oracle JDK」から「OpenJDKベースのJetBrainsビルド」に切り替えられています。
また、主要Linuxディストリビューション(Fedora、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux)などでは、デフォルトのJava開発環境として「OpenJDK」が提供されています。
「Oracle JDK」は、3年ごとにリリースしています。
そのリリースに対して長期サポートを提供します。
OpenJDKは、半年ごとにリリースされます。
次のバージョンがリリースされるまでの間は、リリースへの変更のみをサポートします。
「Oracle JDKのビルドプロセス」は「OpenJDKのビルドプロセス」に基づいているため、この2つの間に技術的な差異はありません。
OpenJDKで、「従来では商用機能とされていた機能」を利用できるようになりました。
・Flight Recorder
・Java Mission Control
・アプリケーションクラスデータ共有
・Zガベージコレクタ など
したがって、Java 11以降では、両者のビルドは本質的に同一です。
参考サイト
→openlogic.com →What is OpenJDK?
→baeldung.com →Differences Between Oracle JDK and OpenJDK
→openlogic.com →OpenJDK vs. Oracle JDK: What the Java Experts Say
→openlogic.com →Latest OpenJDK Guide: Migration, Support, Expert Advice
→diarium.usal.es →Understanding Java Components like JVM, JRE, JDK and OpenJDK
→helenjoscott.com →The Java SE Ecosystem
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