Mastodon(マストドン)とは、Twitterライクなサーバ分散型SNSサービスです。「1企業によって中央集権的に管理されることがないSNSサービス」として大きな注目を集めています。
Mastodonは、TwitterライクなSNSサービスです。
Twitterのように「時系列順タイムライン」を主な機能としています。
「Twitterでは140文字」ですが、「Mastodonでは500文字」まで投稿できます。
「Mastodon」の名前の意味は、「太古に生息していたゾウやマンモスに似た大型の哺乳類」です。
2017年2月、安定版のVer1.0がリリースされました。
→Mastodon(Giving social networking back to you - The Mastodon Project)
Mastodonのライセンスは「GNU Affero General Public License v3.0」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →tootsuite/mastodon →LICENSE
Mastodonが注目されている理由として「SNSサービスの民主化」が挙げられています。
TwitterやFacebookは、1企業による中央集権的管理が行われているSNSサービスです。
一方、Mastodonは、各自がオープンソースサーバを自由に立ち上げ、それぞれが独自に特色のあるコミュニティを作成できます。
管理権限/運営ルールなどは、それぞれのユーザーベースで行われます。
アカウント登録時には、このようなメッセージが表示されます。『Mastodon は自由でオープンソースなソーシャルネットワークです。商用プラットフォームの代替となる分散型を採用し、あなたのやりとりが一つの会社によって独占されるのを防ぎます。』
Mastodonは、分散型サーバSNSサービスです。「インスタンス」と呼ばれるサーバが複数存在します。
Mastodonアカウントを作成する場合には、いずれかのインスタンスを選択して、そのインスタンス内にアカウントを作成します。
個々のMastodonインスタンスが、それぞれ1つのSNSサービスとして完結できます。
一方、他インスタンスのユーザーをフォローする仕組み「リモートフォロー」で、世界中のMastodonユーザーとのコミュニケーションが可能です。
悪意のある者が、ID/パスワードを抜き取る目的でインスタンスを立ち上げている危険性があります。
「専用のメールアドレスを作成する」「パスワードの使い回しをしない」などについて注意を払う必要があります。
また、自分専用のMastodonインスタンスを立ち上げて、リモートフォローでコミュニケーションすることも可能です。
Mastodon専用の用語があります。
・Twitter「Tweet(ツイート)」 → Mastodon「Toot(トゥート)」
・Twitter「Retweet(リツイート)」 → Mastodon「Boost(ブースト)」
「自分とフォローユーザーのトゥート」が表示されます。
「同一インスタンス上のすべてのユーザートゥート」が表示されます。
「同一インスタンス上の全ユーザーのホームタイムラインをまとめたもの」が表示されます。
参考元サイト
Mastodonコミッターの山岸氏が、「Mastodonの開発体制」や「Mastodonの今後」について紹介。 【Mastodonとは】 Twitterライクなサーバ分散型SNSサービス https://www.ossnews.jp/oss_info/Mastodon 【紹介テーマ】 ・Mastodonとは ・Mastodonのソースコード ・Mastodonのリリーススケジ...
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