「Kubernetes」のクラスタ管理機能として、「マスターコンポーネント」「ノードコンポーネント」「クラスタ状態エンティティ(Kubernetesオブジェクト)」「Kubernetesオブジェクト管理機能(Kubernetes Control Plane)」「デプロイ機能」について紹介します。

「Kubernetes」のクラスタ管理機能

「Kubernetes」のクラスタ管理機能として、「マスターコンポーネント」「ノードコンポーネント」「クラスタ状態エンティティ(Kubernetesオブジェクト)」「Kubernetesオブジェクト管理機能(Kubernetes Control Plane)」「デプロイ機能」について紹介します。

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「Kubernetes」のクラスタ管理機能

Kubernetesは、単一ユニットとして動作するように接続されている可用性の高いコンピュータクラスタを調整します。Kubernetesの抽象化によって、コンテナ化されたアプリケーションを個々のマシンに具体的に結びつけることなくクラスタに展開できます。Kubernetesは、クラスタ全体のアプリケーションコンテナの配布とスケジューリングをより効率的に自動化します。

Kubernetesクラスタは、「マスターコンポーネント」と「ノードコンポーネント」の2種類のリソースで構成されています。

■マスターコンポーネント

マスターコンポーネントはクラスタ管理を担当します。マスターコンポーネントは、可用性と冗長性のために複製できます。

マスターコンポーネントはクラスタ制御を受け持ち、クラスタ内のすべてのアクティビティーを調整します。

・アプリケーションのスケジューリング
・イベントの検知およびリアクション
・アプリケーションの望ましい状態の維持
・新しい更新の展開 など

■ノードコンポーネント

ノードコンポーネントは、Kubernetesクラスタ内で機能する仮想マシンまたは物理コンピュータです。

アプリケーション(クラウドワークフロー)を実行するワーカーとして機能します。

■クラスタ状態エンティティ「Kubernetesオブジェクト」

Kubernetesオブジェクトは、Kubernetesシステムにおいてクラスタ状態を表わすための永続的エンティティです。

Kubernetesの基本的なオブジェクト
・ポッド
・サービス
・ボリューム
・名前空間 など

主なクラスタ状態
・どのノードでどのようなコンテナ化アプリケーションが実行されているか
・各アプリケーションが利用できるリソース
・アプリケーション動作ポリシー(再起動、アップグレード、フォールトトレランス)  など

■Kubernetesオブジェクト管理機能「Kubernetes Control Plane」

Kubernetes Control Planeは、システム内のすべてのKubernetesオブジェクトの記録を保持し、それらのオブジェクトの状態を管理します。

Kubernetes Control Planeの制御ループはクラスタ内の変更に応答し、システム内のすべてのオブジェクトの実際の状態を、指定した希望の状態と一致させるように動作します。

■デプロイ機能

Kubernetesにアプリケーションをデプロイする場合は、マスターコンポーネントにアプリケーションコンテナを開始するよう指示します。

マスターコンポーネントは、クラスタのノード上で実行するコンテナのスケジュールを設定します。

ノードコンポーネントは、マスターコンポーネントが公開しているKubernetes APIを使用してマスターコンポーネントと通信します。

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