GitLab(ギットラボ)とは、ソフトウェア開発支援環境で、「GitHub」のようなサービスを社内などのクローズド環境に独自で構築できるGitリポジトリマネージャーです。
GitLabを導入したサーバでGitリポジトリを集中管理します。ローカルで管理できるため、コスト/セキュリティの観点でGitHubを使えない企業から注目を集めています。
→GitLab(The first single application for the entire DevOps lifecycle)
GitLabのライセンスは「MIT License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitLab →GitLab Licensing and Compatibility
GitLabは、無償オープンソース版「Community Edition」と、サポート付き有料版「Enterprise Edition」も提供されています。
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「GitBucket」「Gitblit」「Gogs」など。
GitLabでは、1つのリポジトリを1つのプロジェクトとして扱います。そこに「Issues」や「マージリクエスト」が紐づく構成です。
プロジェクトには公開レベルを設定でき、主要なリポジトリ管理サービスからのインポート機能も備わっています。
GitLabはローカルサーバに構築できますが、クラウド環境(AWS/Google Cloud Platformなど)にも構築できます。
クラウドサービスごとに、インスタンスイメージ(インスタンステンプレート)が用意されています。
各種インストール方法などのドキュメントが充実しています。
ユーザ/グループにはそれぞれ名前空間が設定されます。各種アクセス権限を設定できます。
ブラウザ上で、リポジトリ作成/ユーザ管理/コミット管理/ブランチ管理/フォーク/プルリクエストなどの処理を行えます。
「Issue」とは、プロジェクト/ソースコードの課題管理機能です。
「課題」と「ソースコード/マージリクエスト/変更履歴など」をリンクさせて管理でき、情報の一元化が可能です。タグ(ラベル)設定で簡潔に管理できます。
push時にも「Issue」と「マージリクエスト」の紐付けができます。差分を一目で把握でき、コードに対してコメントできます。
「Issues」と同じようにタイトル/概要/担当者などを入力します。その後、レビュー担当者がコード差分確認/コメントをして、レビューが通ればマージをして完了します。
リポジトリに関するドキュメントをまとめて管理できます。
各種締め切りの設定/管理を行えます。
プロジェクト/システムの両方に対してフック対応しています。該当イベントが発生した時、GitLabサーバはJSONデータを使って「HTTP POSTリクエスト」を発行します。
Gitリポジトリ(GitLab)を、開発自動化ツール(CIサービス/チャットサービス/デプロイ用ツール)などと連携できます。
LDAPなどの認証機構との連携も可能なため、大規模環境でも利用できます。
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