DRBD(ディーアールビーディー)とは、Linuxプラットフォームの分散ストレージシステムです。ネットワークを介してハードディスクをミラーリングします。単一障害点がない冗長化ストレージを低コストで構成できます。

オープンソースのクラスタリング/DRBDとは

DRBD(ディーアールビーディー)とは、Linuxプラットフォームの分散ストレージシステムです。ネットワークを介してハードディスクをミラーリングします。単一障害点がない冗長化ストレージを低コストで構成できます。

「DRBD」基本情報

■概要

DRBD(ディーアールビーディー)とは、Linuxプラットフォームの分散ストレージシステムです。ネットワークを介してハードディスクをミラーリングします。単一障害点がない冗長化ストレージを低コストで構成できます。

■基本説明

DRBD(Distributed Replicated Block Device)は、サーバ間のHDDパーティションをリアルタイムでミラーリング(複製)するソフトウェアです。

DRBDは「サーバストレージを冗長化してサービスを継続させること」が目的の1つになっています。

共有ストレージを使用する冗長化システムの場合、共有ストレージが単一障害点になってしまいます。DRBDの場合は、ローカルストレージへのアクセスを基本としているため、単一障害点がない冗長システムを構成できます。

■経緯

2010年、DRBDは、正式にLinuxカーネルに統合されました。

■ユースケース

・高可用性(HA)クラスタシステム---ファイルサーバ冗長化、データベース冗長化
・大容量データバックアップ
・リモートレプリケーション
・災害対策(ディザスタリカバリ) など

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→LINBIT →DRBD Download

ライセンス情報

DRBDのライセンスは「GNU General Public License, version 2」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→LINBIT →Community [→Licensing]

ダウンロード

→LINBIT →DRBD Download

導入事例

→LINBIT →Case Studies

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Ceph」など。

「DRBD」の主な特徴

■サーバ構成

DRBDの基本サーバ構成は、サーバ2台による冗長構成です。

■ソフトウェア構成

DRBDのソフトウェア構成は、「カーネルモジュール」「管理アプリケーション」「シェルスクリプト」で構成されています。

■ネットワークRAID1

DRBDの仕組みとしては、ネットワーク越しのHDD間が「RAID1」冗長構成されるイメージです。

ファイルデータは共有されるのではなく、複製されるため、単一障害点がない構成が可能です。

DRBDは、ファイル単位のレプリケーションではなく、ブロックデバイスレイヤ(ハードディスクパーティション)単位での複製を行います。

■クラスタマネージャ

DRBDは、サーバ死活状態を監視するため、「Heartbeat」などのクラスタマネージャを利用します。

■障害発生時の動き

1.通常稼働時は、プライマリサーバに加えられた変更を、リアルタイムでセカンダリサーバに複製しています。
2.クラスタマネージャがプライマリの障害を検知すると、セカンダリがプライマリに昇格します。
3.プライマリに対する障害発生直前までの変更状態は、セカンダリに複製されているため、そのままサービスを継続できます。

■負荷分散機能

負荷分散構成もサポートされています。

 

参考元サイト

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