Postfixとsendmailを比較

    「Postfix」と「sendmail」の概要

    「Postfix」と「sendmail」は、オープンソースのメール転送エージェント(MTA:Mail Transport Agent)です。

    ■「Postfix」とは

    Postfixは、オープンソースのメール転送エージェントです。

    誕生してから長い時間をかけて「セキュリティ」と「使いやすさ」を重視して改良が続けられており、「高速動作」「安全性」「管理容易性」を目指して開発されています。

    多数のパラメータやオプションを提供し、セキュリティ指向のアーキテクチャを備えています。

    ■「sendmail」とは

    sendmailはオープンソースのメールサーバ用ソフトウェアです。

    「TCP/IP」や「UUCP」などの異なるタイプの通信プロトコルを使用でき、「SMTPサーバ機能」「メッセージ待ち行列機能」「メーリングリスト機能」も組み込まれています。

    名前の解釈は「ドメインベース命名規則」と「特定の命名規則」を共に処理できるパターンマッチングシステムによって行われます。

    利用は非推奨

    sendmailは、UNIXで古くから使われていたため長い歴史と多くの導入実績があり、メールサーバ用ソフトウェアの実質的標準の地位を占めていました。

    しかし、同様な高機能ソフトウェアが出現したことで、シェアを大きく落としており、セキュリティの観点からも利用は非推奨とみなされています。

    長所比較

    ■Postfix

    ・セキュリティ指向
    ・優れたドキュメント
    ・高いキュー操作速度
    ・sendmailとの互換性
    ・アクティブな開発
    ・構成が簡単---構成ファイルで定義されるパラメータ(ルール)に応じた構成 など

    ■sendmail

    ・移植性
    ・柔軟性
    ・構成可能性 など

    短所比較

    ■Postfix

    ・カスタマイズが難しい など

    ■sendmail

    ・カスタマイズが難しい
    ・弱いセキュリティメカニズム など

    セキュリティ比較

    ■Postfix

    Postfixは、フリーウェアセキュリティの専門家であるWietse Zweitze Venema氏が開発に参加していることもあり、セキュリティを最も重視して設計されています。

    Postfixはセキュリティ向上のために、モジュラー型設計を採用しています。マスターデーモンが「権限が限定された小さなプロセス」を起動することで、攻撃の影響を軽減します。

    ■sendmail

    sendmailは安全なMTAとは見なされていません。

     

    参考元サイト
    https://blog.mailtrap.io/postfix-sendmail-exim/
    https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/7/html/system_administrators_guide/s1-email-mta
    https://hoststud.com/resources/comparison-between-mtas-postfix-vs-exim-vs-sendmail.158/

    ※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

    「Postfix」基本情報

    ■概要

    Postfix(ポストフィックス)とは、オープンソースのメールサーバソフトウェアです。

    ■基本説明

    Postfixは、電子メールを配送し配信するオープンソースのメール転送エージェント(MTA:Mail Transport Agent)です。

    「高速動作」「安定性」「安全性」「管理容易性」を目指して開発されています。

    ■経緯

    ・1998年 初版リリース

    Postfixは、非常に長い歴史と多くの導入実績を持つ実質的標準MTAである「sendmail」の後継を目指して、Wietse Venema氏によって始められたプロジェクトです。

    旧名称として「VMailer」や「IBM Secure Mailer」の名を持ちます。

    誕生してから長い時間をかけて「セキュリティ」と「使いやすさ」を重視して改良が続けられています。

    ■オフィシャルサイト情報

    オフィシャルサイト

    →Postfix

    ライセンス情報

    Postfixのライセンスは「IBM Public License 1.0」または「Eclipse Public License 2.0」です。

    詳細について、こちらを参照ください。
    →Postfix →Postfix stable release 3.3.0

    ダウンロード

    Postfixは「AIX」「BSD」「HP-UX」「Linux」「MacOS X」「Solaris」などを含むUNIX系システム(標準的POSIX開発環境を提供するすべてのUNIXライクOS)で動作します。

    →Postfix →Download (source)

    ■同様製品

    同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

    オープンソース製品:「sendmail」など。


    基本情報

    概要

    sendmail(センドメール)とは、UNIXで古くから使われてきたオープンソースのメールを送受信するためのサーバ用ソフトウェアです。メールサーバ用ソフトウェアの実質的標準の地位を占めています。

    MTAとは

    インターネットでメールを送受信するためのメールサーバ用のソフトウェアのことを、MTA(Message Transfer Agent)といいます。sendmailはMTAの1つです。

    MTAは、ユーザが送信したメールを受け取って、他のメールサーバに引渡し、更にそのメールサーバがバケツリレー式に目的の宛先まで配送したり、届いたメールをユーザが受け取るまで保管したりするという機能を果たします。

    基本説明

    sendmailは、事実上のメールサーバ標準ソフトウェアとして長い歴史と多くの導入実績があり、世界中の多くのメールサーバで使われています。

    sendmailプログラム本体は、パターンマッチルールによって動作するオートマトンと、MTA動作を支援するユーティリティで構成されています。MTAとしての動作そのものは、「sendmail.cf」ファイルに記述された複雑で莫大な量のパターンマッチルールによって実現しています。

    「TCP/IP」や「UUCP」など、異なるタイプの通信プロトコルを使用できます。SMTPサーバ機能、メッセージ待ち行列機能、メーリングリスト機能も組み込まれています。名前の解釈は、「ドメインベース命名規則」と「特定の命名規則」を共に処理できるパターンマッチングシステムによって行われます。

    経緯

    1982年にアメリカの「Eric Allman」氏によってUNIX用に開発されました。

    1980年代から1990年代にかけて、さまざまなメールプロトコルと、開発企業独自仕様のメールシステムが乱立しており、乱立する各種プロトコルを相互変換するために開発されました。

    現在ではさまざまなプラットフォームに移植されています。

    柔軟性と複雑性

    sendmailは、非常に柔軟で高度な配信設定を行うことができます。

    しかし、その代償として設定方法が複雑で、初心者が扱うには難しく、多くのセキュリティーホールが見つかっています。また、運用管理にも高いスキルが要求されるとされています。

    その設定ファイルの複雑さから、通常は、mcファイルというM4マクロ言語で記述してから、実際のファイル(cf)を生成します。改善するために、いくつか代替のメールサーバも開発されています。

    次世代メールサーバソフトウェア

    sendmailの設定の難解さをGUIで簡略化し、運用管理しやすいように機能追加された商用製品版sendmailが開発されています。

    また、sendmailを参考にして、安全性や性能を高めた次世代MTAと呼ばれるオープンソースソフトウェアも開発されています。

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    主な特徴

    ライセンス費用

    ライセンス費用はゼロで、無料で使用できます。

    長い実績

    事実上の標準メールサーバソフトウェアとして長い歴史と、数多くの導入実績を持ちます。

    高機能

    高度な配送設定ができます。

    「Milter API」のサポート

    Sendmailは、「Milter API」で作成されたプラグインを利用することができます。

    有名なMilterとしては「spamassassin」があり、商用RedHat系製品では標準的に用意されています。スパム対策、ウィルス対策、コンプライアンス対策、メールアーカイブなど、Milterによって機能拡張することができます。

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    同様製品(概要情報)

    同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

    商用製品:「商用版sendmail」、Microsoft「Exchange Server」など。

    オープンソース製品:「qmail」、「Postfix」など。

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    導入事例

    事実上の標準メールサーバソフトウェアとして、中小規模からエンタープライズ規模まで、さまざまな領域で幅広く利用されています。

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    ライセンス情報

    LICENCEsendmailのライセンスは、「sendmail License」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

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    ダウンロード

    ダウンロードページ

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    ※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。