ZabbixとHinemosを比較

    「Zabbix」と「Hinemos」の概要

    「Zabbix」と「Hinemos」は統合監視ツールです。高度な監視機能によりシステム全体の監視を行えます。

    ■「Zabbix」とは

    Zabbixはオープンソースの統合監視ツールです。

    Zabbixは統合監視ツールとして必要な機能を網羅的に搭載しており、「サーバ」「ネットワーク」「アプリケーション」などを高度に集中監視し、「アラート通知」「パフォーマンス可視化」などを行えます。

    多数のプラットフォームに対応可能であるため、システム全体を1つのZabbixで監視できます。

    ■「Hinemos」とは

    Hinemosは、複数のコンピュータ群を単一のコンピュータのようなイメージで管理することを可能とする国産オープンソース統合運用管理ソリューションです。

    運用目的ごとにコンピュータグループを登録し、各グループに対して「状態監視」「ジョブ管理」「性能管理」「一括制御」などを行う機能を備えており、多数の管理対象を効率的かつ統合的に運用管理できます。

    従来の物理環境だけではなく、「仮想化基盤」「クラウドサービス」「仮想ネットワーク」を含むマルチクラウド環境に対しても、単一の操作画面から統合管理できます。

    ストロングポイント比較

    ■Zabbix

    ・柔軟かつ広範囲な監視が可能
    ・日本国内での利用が多い
    ・開発コミュニティが非常に活発
    ・ドキュメントやノウハウが豊富
    ・サポート企業が多い---手厚いサポートを受けられる
    ・高いカスタマイズ性---多くのサードパーティツールを利用可能 など

    ■Hinemos

    ・構築や設定が容易
    ・利用開始が簡単
    ・運用ベースとなる領域を幅広くカバーできる---監視、ジョブ管理、構成管理
    ・国産製品
    ・日本語ドキュメントが充実---リリース時に公開 など

    ウィークポイント比較

    ■Zabbix

    ・各機能を使いこなすためのハードルが高い---監視機能が豊富であるため
    ・改善要望を検討してもらえるまでに時間がかかるケースも---ユーザー数が非常に多いため など

    ■Hinemos

    ・複雑な監視要件の場合に対応が難しいケースがある
    ・柔軟性に欠ける点もある---Hinemosデータベース部分のみのスケーリング
    ・オープンにされていない情報がある など

    ユースケース比較

    ■Zabbix

    ・小中~大規模まで適用可能
    ・複雑な監視要件にも対応できる可能性が高い

    ■Hinemos

    ・監視とジョブ管理の統合的実施に向いている

     

    参考元サイト

    「Zabbix」基本情報

    ■概要

    Zabbix(ザビックス)とは、オープンソースの統合監視ツールです。サーバ/ネットワーク/アプリケーションなどを高度に集中監視し、アラート通知/パフォーマンス可視化などを行えます。

    ■基本説明

    Zabbixは、統合監視ツールとして必要な機能を網羅的に搭載しており、監視/障害検知/通知機能などを行います。

    多数のプラットフォームに対応可能であるため、システム全体を1つのZabbixで監視できます。

    ■経緯

    Zabbixは、ラトビアの企業「Zabbix SIA」により開発されています。
    ・2004年、安定版バージョン1.0リリース

    ■オフィシャルサイト情報

    オフィシャルサイト

    →Zabbix(Zabbixオフィシャル日本語サイト)

    ライセンス情報

    Zabbixのライセンスは「GNU General Public License (GPL) version 2」です。

    詳細について、こちらを参照ください。
    →Zabbix →Zabbixソフトウェア

    ダウンロード

    →Zabbix →Download Zabbix

    導入事例

    →Zabbix →導入事例

    ■同様製品

    同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

    オープンソース製品:「Hinemos」「Pandora FMS」など。

    「Zabbix」の主な特徴

    ■Zabbixの構成①「Zabbixサーバ」

    Zabbixは、大きく3つのモジュールで構成されています。

    「Zabbixサーバ」は監視システムの中心となるソフトウェアです。

    収集したデータは、「Zabbixサーバ」のRDBMSに保存されます。Webインターフェースから確認したり、データに対して直接アクセスしての分析なども行えます。

    主な機能

    ・監視設定
    ・監視実行
    ・収集データ保存
    ・閾値判定
    ・アラート通知 など

    ■Zabbixの構成②「Zabbixエージェント」

    「Zabbixエージェント」は、監視対象サーバ上で動作して、監視情報を収集するモジュールです。

    主なポイント

    ・監視対象サーバへのインストールが必要
    ・Zabbixサーバからの指示に従い「サーバ内部のリソース情報」「アプリケーションの稼働情報」などを収集
    ・「CPU」「メモリ」「ネットワーク」「ディスクスペース」「プロセス」などのパフォーマンス指標を収集
    ・収集した情報をZabbixサーバへ送信
    ・さまざまなOSに対応
    ・OSネイティブ動作→軽量で軽快な動作
    ・独自カスタムスクリプトでの監視機能のカスタマイズが可能

    ■Zabbixの構成③「Webインターフェース」

    Webインターフェースで「監視データ表示」と「監視設定」を行えます。

    主なポイント

    ・ブラウザでアクセス可能(専用クライアントソフトウェアのインストールは必要なし)
    ・スマートフォンやタブレットからでもアクセス可能
    ・システム全体のステータスを表示するダッシュボード
    ・高度なグラフ/マップ/レポート表示機能
    ・ネットワークマップの作成/表示機能

    「Zabbix」の主な機能

    ■監視機能

    「Zabbixエージェント」を監視対象サーバにインストールすれば詳細な監視データを収集できますが、それ以外の監視も可能です。「Zabbixエージェント」をインストールできないネットワーク機器などに対する監視にも対応できます。

    利用可能な主な監視手法

    ・Zabbixエージェント
    ・SNMPエージェント(v1、v2、v3)
    ・シンプルチェック(ping死活監視、TCPポート監視)
    ・データベース監視(ODBCなどを利用)
    ・ハードウェア監視(IPMIを利用)
    ・Telnet/SSH経由の監視
    ・カスタムスクリプトによる監視
    ・Zabbixサーバ内部ステータス

    ■テンプレート機能

    Zabbixでは、各種OS/機器向け設定項目「テンプレート」が多数用意されています。監視対象を登録してテンプレートを選択すれば、すぐに一通りの監視が行えます。

    ■障害通知機能

    Zabbixは、柔軟な障害検知用「しきい値」設定が可能です。障害発生時には、リアルタイムで、管理者への通知を行えます。

    主な障害通知方法

    ・メール送信
    ・SMS送信
    ・カスタムスクリプト実行(チケット管理システム連携、エスカレーション対応) など

     

    参考元サイト


    「Hinemos」基本情報

    ■概要

    Hinemos(ヒネモス)とは、国産オープンソース統合運用管理ソリューションです。複数コンピュータ群を単一コンピュータのようなイメージで管理することを可能とします。

    ■基本説明

    Hinemosは「各種監視機能」と「ジョブ管理(ワークロードスケジューリング)機能」の両方の機能を提供し、システム運用の自動化を実現するオープンソースの統合システム管理ソリューションです。

    Hinemosでは、システム運用に関わるさまざまなデータを収集/蓄積し、「システム稼働状況のリアルタイム監視」「収集したデータをもとにしたシステム傾向分析」「システムの将来予想値や変化量などの監視」などを行うことで、未来を予見した予防保全を可能にする運用アナリティクスを実現できます。

    運用目的ごとにコンピュータグループを登録し、各グループに対して「システム稼働状態監視」「収集蓄積管理」「性能管理」「ジョブ管理」「一括環境構築管理」などを行う機能を備えており、ノード管理機能により多種多様なシステムの多数の管理対象(サーバ、ネットワーク機器、ストレージなど)について効率的に統合運用管理できます。

    各種機能をワンパッケージで提供し、運用目的に応じた監視や操作をGUIで容易に行えるため、より少ないオペレーションによる効率的な運用が可能となり、トータル運用コスト削減につながります。

    ■経緯

    2004年

    Hinemosは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2004年度下期オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業「分散ファシリティ統合マネージャの開発」の委託を受けて開発されました。

    →情報処理推進機構 →2004年度成果報告集(オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業)

    2007年

    Hinemosは「ソフトウェアプロダクトオブザイヤー2007」に選ばれています。

    ■オフィシャルサイト情報

    オフィシャルサイト

    →Hinemos

    ライセンス情報

    Hinemosのライセンスは「GNU General Public License」です。

    詳細について、こちらを参照ください。
    →GitHub →hinemos/hinemos →License

    動作環境

    →Hinemos →Hinemosの動作環境

    ダウンロード

    →Hinemos →入手方法

    導入事例

    Hinemosは、国産オープンソース統合監視ソリューションとして、中小規模からエンタープライズ規模まで、さまざまな領域で幅広く利用されています。

    →Hinemos →導入事例

    ■同様製品

    同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

    オープンソース製品:「Zabbix」「Nagios」など。